FT-817用移動小型ハンドマイク

FT-817用 移動ハンドマイク その1

FT-817についている標準ハンドマイクは大きく重いので、操作性は多少犠牲にして、小型軽量のハンドマイクを作成した。

FT-817のマイク端子はRJ-45タイプなので、UTPケーブを使って取り出すことになるが、通常のUTPケーブルは太く単芯なのでごつく硬いので取り回しがよくない。秋葉原の某安売り店に細いUTPケーブ(極細 3.3mm)が売っていたので2mものを購入して、2本作製することにした。

 

中身はこのような状態で細く柔らかい。RJ-45の爪は折れにくいタイプのようだ。

 

半分に切断して、ハンダ付けできるように心線を撚っている2本単位に撚りを維持して心線を剥く。

Rは2.2k(コンデンサマイクにより変更要)、Cは10マイクロ/16vの手持ちを使用

参考の回路図、RJ-45のLANケーブルの心線の色はペアになっていますが、本線(緑、青等)とのペア線の色はメーカによって違うようです。単色の白であったり、白に本線の色が入っていたりするようです。

 

マイクケースは秋葉原(御徒町駅が近い)のいつものaitendoで販売していた前後のケーブルを通す穴があいている小型のケースを購入。白色と黒色および正方形に近いSPを入れるようなケース3種類も併せて購入しておいた。

基板はスルーホールのあまりをつかう。SWは同じaitendoでのタクトスイッチとした。

コンデサマイクは秋月電子で購入

一般的な回路構成でコンデンサは10マイクロの電解コンデンサ(音響用)があったので使用。

結構小型にできたが、マイクの風防カバーはまだつけていない。

重量は21gなので、きにならない重さであり、予備にもっていても場所もとらず重さもないので負担にならない。

FT-817のリアのアンテナ保護部分に運搬時に保管できるようになる。

手の平に乗せた状態

スイッチを押している状態

FT-817を運搬用のケースに入れた状態。マイクはリアのアンテナ端子、放熱機の間に格納。電源コードは脇に格納して、移動時の忘れの防止を図る。

標準、SPタイプ、小型タイプの比較

FT-817移動用 ハンドマイク その2

 

同じAitendoのプラケース [F52X22X13B]を使って作成してみました。このケースは、初めから正面に円形の穴が2個空いています。穴は一つだけ使いあとはカバーすることにした。左右の穴は円形と長方形になっている。円形はケーブルを通すのに使用し、長方形のほうはマイク入力部分として、内側に暴風用の布カバーなどで覆うようにした。

タクトSWは同じAitendoで販売されているもの。ここにはSWの高さが違うものが多数あるのでケースの高さに合わせて選べるので便利に利用しています。今回は、SWのボタンが大きいものが空いている穴にあうようだったので使用して、SWカバーはつけない方式とした。

電解コンデンサは10マイクロの音響用の手持ちがあったので利用、Rは2.2Kとした。電源は、FT-817の5Vをそのまま利用しました。(コンデンサの耐圧範囲内)

ケーブルの止めは、手持ちのインシュロックを使用してみました。

 

マイクの暴風カバーは内側にセットできるように配置。

全体、二つ目の穴はマイクの暴風と同じ記事でふさいでいます。ラベルライタのラベルを使って全面を覆うようにラベリングすると、見栄えがよくなるようです。 このマイクは、予備用として登山時に携行しています。

FT-817移動用 ハンドマイク その3

FT-817用の小型マイクを作成するときに、コンデンサマイクに架かる電圧をFT-817の5Vではなく、コンデンサマイクの標準電圧の2V近くの値にしたらどうかとの考えから、LEDの電圧降下を利用したものを作成してみました。
ケースはおなじみのAitendoの小型ケースを使い、空いているスリットの下にマイクがくるようにしてみました。SWは以前購入していた丸型のタクトスイッチを使い、ケースにはエボキシで接着しました。この辺は、ケースとの接着は完全ではないが取れたら修理すればよいとの考えです。(このあたりの制作は、VX-3小型SPマイクのようにケース内側にDIP基板をつけて固定したほうがスマートです)

電圧降下のためにLEDに流す電流分だけロスしますが、数ミリアンペアの電流なので無視できる範囲とおもいます。なお、スリットの間からLEDが点灯していることがわかります。

LEDの電圧降下は約1.8Vで、5Vを直接接続した場合と比較してあまり変化がないようなので、このマイクはサイズが大きめなので現在は移動には持っていくことはなくなりました。

このケースは小型のハンドマイクを作成するには使いやすいと思います。本来は、小型SPをいれてアラームを出すためのもののようです。


ケース内実装状況 赤色LEDで1.8Vで電圧を作成している。コンデンサは手持ちの10マイクロのBPを使用。

 

ヘッドセット用

以前作成してあったFT-817用のヘッドセットを紹介します。これはRJ-45の空き端子にスピーカーからの信号を入れて途中にSWボックスを介してヘッドセットを接続するものです。SWボックスは別で使用していたものを再利用、SWはプッシュとスナップSWを併用して使い分けるようにしてあります。

コンデンサマイクの電圧はヘッドセットのマイクに合わせて2VにLEDを使って降圧しています。ヘットセットは昔にジャンクで購入していたものです。ヘッドセットとSWボックスの接続は4Pの端子を使いました。RJ-45との接続用LANケーブルは単芯ではなく多心線のものを使ってケーブルの取り回しをよくしています。画像ではFT-817のSP端子接続用に金属のプラグを使っていますが、プラスチックのものがなかったので手持ちの金属製を使いましたが、重さがあるのでプラスチック製がよいでしょう。

何回が使いましたが、FT-817は山岳移動で主につかっているのでこのヘッドセットは最近は出番がありません。コンテストでは使い勝手がよかったです。

ヘッドセットとスイッチボックス
SPからの信号はRJ-45の空き端子に入れた
SW内部 MICの電圧はLEDを利用して電圧を降下
ヘッドセットとの端子は4Pを使用

 

 

その他 MX-2F用 ハンドマイク

FT-817用のマイクをいくつか作成するときに、小型のケースを余分に購入しておいたので、2mSSBの移動時に使用しているMIZUHOのMX-2Fの小型マイクを作成してみました。

FT-817用ではSWを横につけていましたが、今回は上にタクトSWをつけて色も赤のカバーにして変化をつけてみました。小型ケースなので、SWはどこにあっても通常にハンドマイクとは違い操作性は落ちるのであまり影響はなかった。業務用に長時間使うわけではないので、移動運用時に限れば軽く、容積もとらないこのようなマイクでも十分実用になります。音質はコンデンサマイクの種類が直接影響しますので、各種コンデンサマイクを変更する楽しみもあります。

ハンディ機の内臓マイクよりは音質はよいとの相手局からのリポートがありました。

コンデンサマイクは秋月のWM-61A相当を使っています。以前はパナのWM-61Aを販売していたのですが、最近は相当品になってしまった。購入したストックが2個残っていましたが、すべて使い切った。

小型マイクの全体

ケースの裏側 ねじ等で止めていない。裏蓋はメンディングテープで止めている。耐久性よりも軽量とデザインを重視


SW部分(エボキシで接着)

 

FT-817用スタンド

FT-817を外で運用する時に、操作性や表示が見やすくするために少し縦にして使うようにしています。ハムフェアでNCT局が使用している100円ショップで購入したタブレット用スタンドがFT-817にはぴったりでよいのですが、自分が使っている運搬用のケースに入らないのでスマホ用のスタンドがつかえないか購入してみた。小型で1/3くらいしか乗らないが縦にして使うので問題がなかったのでこれを使うことにした。

DAISO 100円 TABLET STAND
縦た状態
817を乗せた状態
横からの状態

 

 

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