今週末もあまり予報がよくないので、今週も木曜日に山に出かけることにした。梅雨の合間で暑くなりそうなので、ある程度標高があって、雨になっても困らない登り時間のすくない山として「雁ケ腹摺山」とした。まあ、晴れていないとあの富士山の風景は見れないかもしれませんが。
大月ICで高速を降りて少し走ってから、大峠にむかう道に右折してここから山道を走っていく。距離が長いがさほどの勾配がない林道をゆっくりと走っていくと、途中大型のトラックとすれ違った。中腹で木の伐採と運搬を行っていたのでそのための車両のようだ。林道も飽きるころにやっと大峠に到着。すでに3台の車両が停車している。駐車場の手前に茶色のコンクリート製のトイレが設置されている。
この大峠からは東西に登山口がある。西側には黒岳にむかう登山口とすぐ先に東屋、東側には雁ケ腹摺山の登山口があり、それぞれに登山者用のカウンターが設置されている。大峠から先への林道は、この場所にゲートがあり通行禁止となっている。雁ケ腹摺山の登山口でカウンターを押して登山開始、数字が3になったので今日は3人目だろうか。駐車場に到着したときに、すぐ後にきてさっと登っていった山梨ナンバーの地元の人がいたので、その前にもだれか登っているようだ。
大峠は海抜が1500m以上あるのでここからの標高差はわずか300mほど、コースタイムは1時間となっているが50分程度でのぼれるだろう。登山道は比較的に緩やかな勾配がつづき歩きやすい。1カ所だけ斜面で倒木が登山道を塞いでいる場所があるが、それ以外はハイキングコースだ。斜面をトラバース気味に登っていく。今の季節は新緑が綺麗だ。標高が1800m近くになってきたところで周囲が霧に包まれるようになった。幻想的な風景。あまりお天気がよくないようだ。
山頂の手前の斜面は木々がなく、草原のような明るい場所になっている。晴れていればこの辺りからは富士山が見えるはずですが、今日はなにもみえない。まるで雲の中にいるようだ。山頂には駐車場についた時に先に出発していった方が1名いるだけ、この人は直ぐに姥子山方面に下っていった。山頂には例の500円札の富士山の絵の説明板があり、立派な山名が書かれた柱がある。
登山日:2019年6月20日(木)
比較的に広い山頂で誰もいないので木の切り株の近くで空が開けている場所に144MHZのHB9CVを3m程あげることにした。平日なので無線はあまり期待できないが、それなりに標高があるのでなんとかなるだろう。SSBをワッチしてみるがローカルラグチューが1局聞こえているだけ。FMに移って空きチャネルを探すと見つかったのでメイン呼んでサブで1局交信、その後呼ばれないで再度メインで呼んでサブに移るといきなり使い始めた局がいた。サブからメインに移ったタイミングで使われたようだ。しかたないので、再度空きチャネルを探してコールすると、先ほどのチャネルで待機していた局がいたようでこのチャネルで交信することができた。待機していただいたこの局もいきなり別の局が使いだしたのでびっくりしたようだ。その後は順調に交信することができ、6局交信できた時点で終了とした。
下山中は3組の人と遭遇、最初にあった人から富士山が見えましたかと聞かれたが、ガスって全然だめでしたと答えた。がっかりさせてしまったようだ。でも、今日の天気ではその後もむりそうです。大峠まで下ってくると、明るくなっていましたが山の上はガスっているようだ。
この山は、手軽に登れて標高もあるので涼しかった。晴れて富士山が見えないと魅力が半減かもしれません。