馬坂三角点近傍/石生山 <350m> (JA/TG-112) 栃木県那須郡那珂川町

馬坂三角点近傍/石生山 <350m> (JA/TG-112) 栃木県那須郡那珂川町

 栃木県と茨城県の境付近にはまだ登っていない山がいくつかある。今回はSOTAでは馬坂三角点近傍と呼ばれるピークと付近にある「高倉山」に登ることにした。馬坂三角点近傍はIZY局が登った状況を参考にして、東側の作業道を利用して登ってみることにした。
 作業道の入口がある場所は、大内から今中に抜ける道路にあり、この道は茨城から走ってきた県道461より幅が広く綺麗な道路。作業道の入口はすぐに分かったが、駐車場がないのでこの作業道入り口付近の空き地に駐車。作業道は搬出作業用で重機がおかれ伐採した木が積まれている。
 作業道をしばらく歩くと分岐点が数カ所でてくる。作業道は入り組んでいるので、適当に登山道に合流する地点を目指して登っていく。古い作業道を登り詰めていくと、作業道にはけっこう石が落ちている箇所があり行き止まりとなった。上を見ると少し斜面を登った先に別の作業道が見えた。斜面を数メートル登ると比較的新しい広い作業道が現れた。GPSで確認すると下からの登山道に平行しているようだ。作業道を歩いていくと、作業道に平行した左上には笹の枝にピンクのテープがあるのが見える。この作業道が登山道と平行しているのが確認できたので、登山道と分岐する地点まではこの作業道を歩いていくことにした。しばらく進むと、作業道から尾根に沿って木にピンクのテープが巻かれているのがみえた。GPSで確認すると、このあたりから尾根を登っているようだ。
 尾根にはいると、薄い藪になっているがテープや赤い杭がある。しばらく登っていくと、三角点のあるP334.5にむかう登りが見えてきた。やはり薄い藪になっているが勾配はきつくないので直ぐに到着。三角点から一旦藪を下る。ここから山頂に向かう登りが見えてきた。この鞍部には北側から作業道が続いていた。
 山頂へは緩やかな勾配であるが、この登りあたりから登山道に藪に棘のあるキイチゴのような木々が増えてきた。春先になり、この棘のある木々の枝が伸びて、手足にかかるとかなり痛い。山頂手前の倒木を超えると、祠に到着。山頂はこの少し先のようだ。祠をバックに撮影。山頂付近も棘のあるキイチゴのような木々が多く歩くのも一苦労。休憩と無線運用を行う場所を確保するため、この棘のある木々を除去しないと座ることもできないくらいだ。山頂付近は、山城の跡のようだが植林されているのでその面影は想像できなかった。

登山日:2021年2月28日(日)

 無線はひさしぶりに2mのFT8から始めることにした。山頂付近は南側の斜面は伐採されているので日当たりもよく無線には都合がよい方向が開けている。2mのヘンテナを設置して、APRSを発出するが返答が帰ってこない。電波が届いていないようだ。
 FT8はモニタを見ても何も見えていない。リグからの変調も聞こえてこない。あまり期待できないようだ。とりあえず、スマホは接続できたのでSPOTに上げる。CQを出すといつものチェイサー各局から順調に応答がありなんとか規定局数をクリアすることができた。ここで、予定とおり6mFT8にでることにした。アンテナを変更してリグからの変調を聴くと数局受信できているようだ。ここで、まずはSPOTに上げることにした。SPOTに上げたあとで、6mFT8でCQを出すと、送信後に受信にもどらない。リグのTX/RXが送信(赤点灯)したきりで、受信(緑)にもどらない。タブレットのソフトは受信になっているが受信していない。リグは操作を受け付けないので、電源をOFFにし、タブレットも再起動。リグ、タブレットともに再立ち上げして再度CQを出してみるが、送信から受信に戻らない。CATが正常に動作していないようなきがするが原因は不明。6mのアンテナは短縮V型ダイポールでSWRは事前調査で1.1程度で問題はないはず。6mの電波が何らかの理由で周り混んでいるのだろうか。次の山に登る予定があるので、6mのFT8中止することにした。SPOTに上げたにもかかわらずにワッチしていただいた各局には迷惑をかけてしまった。
 下山は、三角点との鞍部から広い作業道を下ってみることにした。途中で合流するのではないかと甘い判断が裏目にでてしまった。単独であれば、安全を考えてきた道を戻るのだが、パートナーと同行だったのでいって見ようということになった。ひろい作業道を下っていったが、東側にまわりこむような道には合流できずに、北西側の高手集落側に抜けてしまうようになってしまった。かなりの大周りになってしまうので、東側に向かう登りの作業道で戻ることにした。いくつかの作業道を縦断しながら最後は斜面を登って、登りに使った作業道に合流。この山は作業道がかなり交差しているので安易に作業道を使用しないほうがよさそうです。しかし、西側からの作業道のルートがわかれば、割と楽に登れそうです。それでも、春から夏は藪と棘に悩まされるので登山には不適です。

交信実績
 2m/FT8 5局

 

 

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