高谷山 <602m> (JA/TG-104) 栃木県鹿沼市

高谷山 <602m> (JA/TG-104) 栃木県鹿沼市

登山日:2021年10月30日(土)

「山と無線」グループの一斉移動運用が10月30日、31日と開催される。30日は予備日でしたが、31日は天気予報があまりよくないので、好天が期待できる30日に移動運用することにした。場所はSOTAの山で登っていない鹿沼市の高谷山とした。この山は1年ほど前に登ろとしたが、林道入口(与州加戸線)で通行止めとなっており、林道の区間がながいので断念した山です。今回は、林道の復旧工事が終わっていない場合を想定して、1時間程度林道を歩くことを覚悟して山頂到着時刻も林道歩きを想定して前日SOTAにALERTSしておいた。
 県道199号線を永野川沿いに終点にむけて走っていき、見覚えのある林道与州加戸線に入っていくと、以前設置されていた通行止めは解除されて通行止めの標識はなかった。

林道に入ると道は舗装されているが、山側から背の高い雑草が林道側におおいかぶさるようにせり出している。地理院地図では林道は途中で切れてつながっていないように表示されていますが、開通していました。

登山口に到着。この付近の林道は広くなっているので駐車が可能でした。登山道入口には特に何も表示はありません。
予定より早く登山口に到着したので、昨夜あげておいたALERTSの運用予定時間を修正して軽く腹ごしらえして出発。今日は単独での登山で登山道がはっきりしないので慎重に行動しよう。

林道から薄いふみ跡の斜面を登っていく。

植林された杉林の斜面を登る

藪はなく、薄いふみ跡が続く。ひたすら尾根登る。最初のピークは北側に巻き道がありました。

山頂手前は急登

山頂には、小さな祠と中央に三角点があった。

山頂の様子。木々に囲まれて眺望はない。

40mバンドのMicrovert

 無線は早く到着したので、9時前に40mを運用してSOTAの規定局数を確保することにした。山頂は木々に囲まれて眺望はなく、三角点のある中央付近が比較的に木々の枝が少なく、こんな時期なので誰もこないだろうと予想してアンテナを設置することにした。まずは、Microvertを設置。先端付近にSOTAの旗を取り付けた。木々に囲まれているので、写真をとってもアンテナが見えにくい。旗がよいアクセントになっている。
 FT8をモニタすると多くの局が見えている。QRP(2.5w)でアンテナの効率もよくないので+dBで入感していないと交信が難しいが、+の局も多数見えているので大丈夫そうだ。9時までには20分ほどあるので規定局数は大丈夫だろう。空ポイントを確認してCQをだすと直ぐに応答があったが、こちらからの信号が届いていないようだ。5回ほどリトライしたが最初の局は交信に至らず。再度CQを出すと順調に呼ばれて7局QSO、9時を過ぎたので40mは終了して2mにでることにした。
 2mは当初2/3ヘンテナをセットする予定でもってきていたが、山頂が木々に囲まれて回転がしにくいのでロットアンテナのRH-770を3.5mほどあげて運用することにした。まずは、FT8をモニタ。2局だけ見えている。SOTAのSPOTにアップしてから、空きポイントを確認してCQを出す。数回のCQのあとに順調に呼ばれ、チェイサー各局とも交信できた。呼ばれなくなった時点でFT8は終了して、SSBに変更。バンド内をワッチしても移動の1局だけしか入感がない。場所、アンテナがよくないのか苦戦しそうな予感。とりあえずCQを出すがなかなか応答がない。やっと、日立市のキララの郷に移動している局から応答があった。その後もCQを出すが応答がないので、6mに変更。
 6mはSSBから。アンテナはSKYDOORを設置したが木々に囲まれて枝が邪魔するのであまり高くは上げれない。すこし設置位置を変更して上げなおし。写真を撮ったが木々に同化してエレメントは判別できない。バンド内をモニタすると黒岳移動のBWG局が確認できたので、お声がけしてなんとか交信。2.5wでリポートは51であった。SSBでは2.5wでは厳しいので出力を5Wに変更。バンド内をワッチしてみるがメンバ局が確認できなかったので、CQを出して1局交信。その後、再度バンド内をワッチし、DGW(川苔山)と交信、交信後UEH局が近くの山(ハナント山)からでていることが分かったので、少し離れてポイントでCQを出してみた。タイミングよく久しぶりにUEH局と交信することができた。ハナント山への林道は通行できるようになったとのこと。その後は待機している局もいなかったので、FT8に変更。
 モニタを見ると2mのときよりも局数が見えている。空ポイントを確認してCQをだすと直ぐにVVH局から応答があり順調に呼ばれる。10局交信後、呼ばれなくなった時点でFT8を終了して再度SSBにでることにした。11時半を過ぎているので、メンバ局がでているだろう。バンド内をワッチして、「日の出山」のBAE局および「諏訪岳」のKAE局と交信。12時近くなったので、無線は終了として下山とした。
 この山は林道からは30分程で登れますが、山頂は眺望もなく地味な山で無線のほうもいまいちでした。山頂で久しぶりに2時間以上滞在、6mで運用を始めたら近くで落ち葉を踏む音が聞こえてきたので誰かが登ってきたと立ち上がって山頂直下を見まわしたら10m程下の斜面を猪が2頭横切っていった。山頂にこなくてよかった。結局、山では誰にも会うことはなかった。
 下山は来た道をそのまま戻る。登りよりも登山道がみえやすかった。SOTAのポイントでなければ登らない山の一つだろう。

運用実績
 40m/FT8 7
 2m/FT8 9
 2m/SSB 1
 6m/SSB 6
 6m/FT8 10

 

6mバンドのSKYDOORは周りの木々で下側のポールだけで上部は木々に同化?、これでは無線はきびしい。

 

下山のほうが登山道がはっきり見える。

林道が見えてきた。登り口は雑草が多いが、登山道は藪もなくわりと歩きやすいほうであった。

 

 

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