寅巳山は山名が示すように干支の寅年には登る人がいるようだが今はどうだろうか。登る距離はないがすこし不安な山ではある。
日光の城山を下山後ナビをセットして次の「寅巳山」を目指す。少し古いネットの記事では集落の途中に登山者用の駐車場があるとの情報があったので、駐車場を探しながら民家のつづく狭い道をナビに従って登っていったが見つからず、登山口のある行き止まりまでいってしまった。近くに地元の人がいたので駐車場について尋ねてみると、以前はあったがいまは手入れがされていないので駐車できる状態ではないとのこと。ご厚意で近くに停めさせてもらいました。ここは集落の下側に迷惑にならないように車を置いて登山口まであるくことになるようです。登山口近くの地域は道が狭く駐車スペースはなく、結構な坂道でした。
登山口には小さな標識があり、入口は広い登山道になっていた。しかし、すぐに登山道は不鮮明になり落ち葉がつもった急斜面を登るようになった。斜面が急になるにしたがいトラロープが張られている。トラロープをたよりに急斜面をのぼっていくとやっと尾根に到着。尾根からすこし北側に回り込むようにして山頂に到着。距離はないが結構疲れる。山頂には三角点があり周りの木々が少し伐採されているようでここにアンテナを設置することにした。
眺望もなく、標高も低くあまり期待できないので430FMで運用することにして7エレのHヘンテナを上げる。バンドをワッチしてもアマチュア無線局はあまり聞こえてこない。CQを出すが応答がない。しばらくすると県内の局から応答がありアンテナを向けると59+であった。QSOしているとパートナーからお腹の具合がよくないとのこと。無線はこの1局だけで早々に下山することにした。
下山は登りきった尾根との分岐地点に下山ルートの標識があったので、登りのルートは急斜面であったため下りのルートを別に指定しているので、ましなルートと思い指示している下山ルートで下ることにした。最初に大岩がありそこは右側の巻き道を通り抜けると、その先からは登りよりは急斜面ではないが道のない落ち葉の積もった斜面を下ることになった。民家の屋根が見えてくると笹があり、その先に登りにつかったルートと合流して登山口に戻ることができた。この下山ルートは道がなく、テープ類もほとんどありませんでした。また、登山口近くはヤブでわかり難いので登りに使うのはよくないかも知れません。