登山日:2021年11月27日(土)
大鳥屋山と呼ばれる山は栃木県では佐野市と鹿沼市にある。佐野市にある大鳥屋山(693m)は地理院の地図にも表記があり多数の人が登っている。しかし、鹿沼市にあるほうは地図にも山名がなくあまり登る人もいないようだ。参考となる記録もすくないが、塩沢地区から林道(塩沢線)を利用して登った記録を参考にしてトライすることにした。この季節なら藪があってもだいじょうぶだろう。
林道は塩沢橋を渡ったところから入るが、車は橋の入口にある西大芦東小学校跡に駐車させていただきました。ここは地区の集会や運動場(ゲートボール場等)になっている。広い場所の隅に駐車して出発。
学校跡の説明版
塩沢橋を渡って林道(塩沢線)に入っていくと、林道は最初は草が多く荒れている。
しばらく歩いていくとごく普通の林道になってきた。新しいタイヤの跡もあったので林業関係の車が来ているようだ。
林道の途中でカモシカと遭遇(下山時)
林道は中間あたりで崩れた倒木で埋まっているので、この先は林道に草が多くなってきた。
林道の終点に到着。奥に、細い作業道(登山道)が続いている。
作業道は倒木が多く、フィールドアスレチック並みに通過を余儀なくされる。
作業道から尾根に合流してからの最初の登りが勾配があり滑りやすい。結構きつい上りであった。
尾根は岩ややせ尾根があり、途中に写真撮影していないが岩がある。
尾根を辿って山頂に到着。着いた山頂は樹林帯で眺望はなく木に山名が括られていた。標高的にはこの山名のある場所から10m程先が最高標高点になるようだが、ここより更に木に囲まれているのでこの地点に標識を付けたようだ。
山頂のピーク側、ピンクのテープがある場所が最高標高点か
無線は最高標高点は完全に樹林帯で木々に囲まれて日差しもなく寒いので、少し日の当たる山名が括られている大木の近くで行なうことにした。すこしだけ南西方面が木々が少ない場所にアンテナを設置。いつものように、まずは40m/FT8でSOTA規定局数を確保することにして、Microvertをセット。給電点が1m程であったがSWRは1.2程に調整。バンドをワッチするとノイズもなく多数の局が見えている。空を探してCQを出すと数回のCQのあと順調にチェイサー各局から呼ばれ規定局数を達成することができた。その後、2mに変更してまずはFT8を運用。SPOTにアップしてCQを出すとこちらもチェイサー各局と交信することができた。CQに対する応答が途切れた時点でSSBに変更。SPOTにアップしてCQをだす。山頂は木々が多いが風も出てきてかなり寒くなってきてCQを出す声も気持ち震えている。ペンを持つ手も寒い。ここは周りに高い山もありU/Vは厳し。何回かのCQのあと、チェイサー各局から応答があり交信することができた。SPOTをみていただいたようで、SPOTシステムがなければこの山では交信が難しそうでした。MXV局とは厳しいなか何とか交信成立することができよかった。11時過ぎて風が強く寒くなってきたので無線は終了とした。
下山は登ってきた道をそのまま戻る。林道の中間あたりでガサっと音がするので先をみたらカモシカが走って林道脇の草むらで止まってこちらを見ている。写真を撮ってから動くとサット逃げていった。最近は猪にであうことが多かったが、カモシカは久しぶり。なお、林道入口附近の民家の近くに大きな猪の箱罠が仕掛けられていたので、この付近の山にも猪は多そうです。
この山は林道歩きが長いのですが、尾根ははっきりとふみ跡やテープ類があり迷わずに登れました。ただし、林道終点から尾根出会いまでの作業道は倒木が多くあります。尾根は一カ所岩がある部分があるので注意が必要です。
運用実績
40m/FT8 5局
2m/FT8 7局
2m/SSB 4局