足尾方面の山にはまだ登っていない山が多数ある。9月の3連休は有名な山は人が多いので今回は足尾の山に出かけてみることにした。お天気も土日はなんとか持ちそうなので1泊2日として、初日に地蔵岳とちかくの方寒山か備前楯山、翌日に根本山の予定とした。
栃木ICで降りて地蔵岳の登山口のある粕尾峠を目指して車を走らせる。車も少なく峠のふもとに到着、だんだんと道沿いの家が少なくなり何かの施設がある道路沿いのトイレにより、ここあたりから峠への道になる。さほどの勾配のない坂道を登ると粕尾峠に到着、ここは分岐点になっている。そのまま足尾方面に少し下ると左に地蔵岳への登山口の標識が見えたきた。手前の広い路肩に駐車する。前日の雨の影響でかなり湿っている。
登山道の入り口の標識を見て登山道に入っていく。前日の雨で落ち葉がぬれて登山道はしっとりとして、湿度100%の雰囲気だ。地藏岳へはさほど標高差がないので緩やかな登山道を登っていくが、登山道はあまり登る人がいないのかはっきりしない場所がある。赤テープを見ながら登っていく。登山口の標識には40分との表示があったが、私たちも40分弱で山頂に到着。山頂までの登山道は樹林帯の中を歩いてくるのでほとんど見晴らしはない。山頂につくと、山名をつけてある木の手前にお地蔵さんが祀られていた。山頂部分は東側がかろうじて開けている。
無線は2m用の4段コリニアアンテナと6mのSKYDOORをもってきたが、6mのほうが短時間でSOTA規定局を交信できそうなので、山頂の先の開けている斜面に6mのSKYDOORを設置することにした。バンドをワッチすると強力に入感する局がいる。見通し距離で運用している局がいるようだ。影響の少ない離れた周波数でCQを出すと各局と順調に交信することができた。次の山に登る予定があるので、SOTA規定局を達したところで撤収とした。お天気も予想に反してあまりよくない。この山では誰にも会わず静かな山行であった。途中の眺望もなく、山頂から眺望も1方向だけなのであまり登ってくる人がいないようだ。
下山中に、登ってくるときには気付かなかったが「思川源流」の標識があるところの北側の斜面にお地蔵さんが山頂と同様に祀られていた。登山道から少し離れているので登る時は見逃してしまった。
登山日:2018年9月22日