武尊山 <2158m> (JA/GM-005) 群馬県利根郡みなかみ町/川場村

武尊山 <2158m> (JA/GM-005) 群馬県利根郡みなかみ町/川場村

 10年ぶりに武尊山に登ることに。各種のルートがあるが、一番最初(41年前)に登ったルートに沿っていくことにした。最近は武尊神社からのルートが一般的になっているが、今回は武尊牧場からのルートとした。この場合は、武尊牧場キャンプ場に泊まってから往復することが多いようだ。10年前に登った時はキャンプしてから往復した。キャンプ場に通じる道はゲートがあり時間制限がある。下の旧スキー場の駐車からキャンプ場までは約1時間の歩きになり、およそ標高差は370mで4kmほどある。

 前日に、麓の日帰り温泉によってから旧スキー場の駐車場に着くと、大型バスが1台駐車している。小中学生が上のキャンプ場にきているようだ。駐車場にはほかに駐車している車はいない。このバスが駐車している駐車場は若干斜めになっているので、手前の大きな駐車場に止めて仮眠することにした。トイレは駐車場の脇にあり、綺麗になっていましたが夜間の照明はありませんでした。その後、夜半に1台、5時ごろに1台の車が到着。

 まだ5時過ぎで当然ゲートはしっかりと閉まっている。ゲートの脇から車道を歩いて登っていく。途中、キャンプ場まで3km7分などの標識が1kmごとに設置されている。この車道は最後の50m以外は広くよく整備されている。車道は曲がりくねっている。旧スキー場のリフト下辺りをあるくと短時間で登れそうだが現在は道はないようだ。41年前に来た時は下からの登山道があったが現在はこの車道に置き換わってしまったのだろうか。記憶が定かではないので何ともいえない。早朝なので涼しくこの車道はあるくことができたが太陽がでている時間は暑そう。
 1時間ほどでキャンプ場との分岐点に到着。キャンプ場には結構テントが張られている。10年前は広場側はテントが張れなかったようだが、スキー場も廃業したのでキャンプ場がメインになって状況が変わったのだろう。この分岐点から登山口までは舗装されている道で、散歩している人が先にみえる。途中、東屋があったので休憩。ここで追加の朝食とした。
 舗装されたキャンプ場の周回コースをすぎると、登山口に到着。大きな案内板が設置されている。ここで道が左右に分かれている。4kmトレイルコースができたようだ。ここはトレイルコースにいかずに右側の登山道に。ここからはブナ林の中の快適な登山道だ。避難小屋の手前から、最近笹を伐採して沼地のようになった登山道に敷いたり、道を広げているので歩き易くなっている。倒木も綺麗に伐採されてよく整備されている。このルートは牧場から避難小屋あたりまでよいコースでした。
 セビオス岳から先の鞍部からのクサリ場はこのコースで唯一の危険個所。最初のクサリ場は距離はないが意外にのぼりにくい。水も一部流れているので滑りやすい箇所もある。ここは慎重に通過、次のクサリ場は登りやすい。登りきると比較的に平らな登山道になり、前武尊からくる道と合流。ここからはあまり高低差のない歩きやすい登山道になり、周囲の山々が見えるようになってきた。若干、ガスがでているがまあまあの眺望だ。ヤマトタケル像が見えてくると山頂は近い。タケル像のある岩の上に人がいるのが見える。あの岩には登ったことはないが眺めがよさそう。このタケル像の隣の岩には上部に太陽光パネルと投光器が設置されている。夜間になると光るのだろうか。投光器が上部を向いているのでどこを照らしているのか不思議、LEDでできているようなのでさほど強力な光ではないだろう。下側に向いていると麓から見えるだろうか、ヤマトタケル像に投光させたら夜間はびっくりしそうだ。タケル像と供に映るようにタイマー撮影している登山者がいた。撮影の邪魔にならないように止まっていると、「どうみてもタケル像は顔が違う」とつぶやいていたが実物のタケルにあったことがあるのだろうか?
 ここからは山頂まであとわずか。標高差も少なく急峻でもないのですぐに山頂に到着。多数の人が休憩している。武尊神社方面からの人のほうが多いようだ。山頂について山名をバックに撮影していると、休憩していた親子連れの小学低学年と思われる男の子が山頂で休憩中の人達にお菓子を配っていて、私もいただいた。親子の話から、明日から2学期が始まるが今日も山にきているとのこと。毎週のように山に登っているようだ。武尊神社コースで周回する予定ようだ。登ってくるときに会った親子連れは、子供はヘルメットをつけて父親がサポートしていました。最近は週末に山に登っていないので山頂で子供にあるのは久しぶりであった。

登山日:2019年8月25日

 

4mHに上げたRH-770

 

 無線は、標高があり日曜日でもあるので相手にもこまらないだろうと小型のハンディ機だけをもってきた。アンテナもRH-770のロッドアンテナだけの装備で軽くしてきた。
山頂の一角の空きスペースをみつけ、奥の伐採されていた木にポールを止める。ポールは今回は4m程に伸ばした。145MHZのFMで運用することにして、空きチャネルを探すとうまいぐあいにすぐにみつかった。日曜日は違法局がすくないので探しやすい。CQを出すと直ぐに呼ばれ、連続して7局交信した時点で、パートナーから終了のサインがあったので無線は終了とした。帰りもほぼ登りと同じ程度の時間がかかりそうなので早めに下山を開始。お天気はガスがかかったり切れたりで安定していない。
 下山時も、セビオス岳手前のクサリ場はやっかいだ。高さはないが降りにくい。ここでパートナーは足を延ばすときに股関節辺りを痛めたようだ。このルートは下山時も緩やかな勾配なので登山道は歩きやすい。避難小屋をすぎるとキャンプ場までおよそ1時間。ブナ林の中の登山道をゆっくり下っていく。このあたりのブナ林は気持ちがよい。
 登山道が終わり、キャンプ場の周回コースとなっている狭い舗装道路を下っていくと目の前に芝生の中に咲き乱れているようなテントが見えてくると、あとは車道を4km下っていくだけ。この下りの4Km、およそ1時間の最後の歩きがつらい。舗装道路は疲れた足に追い打ちをかける。この車道は登りも下りも1時間ほどかかってしまった。
  駐車場に戻ると、出発時は3台だった車が7台に増えていた。ゲートが開く前に到着して、同じように車道をキャンプ場まであるいた人がいたようだ。 往復の8kmを2時間かけてあるくよりも、8時のゲートが開く時間に到着して車で上のキャンプ場の駐車場(500円)を利用してほうがよいようだ。前回(10年程前)はキャンプ場でキャンプして武尊山を往復。その時はそれほどでもなかったが、今回のように下の駐車場からの往復21km強の歩きは、標高差は1000m強であるが結構こたえた。
 武尊牧場からのルートはやはりブナの中の登山道が印象的。前回は田代湿原も回ってきましたが、今回は省略。このコースは武尊牧場キャンプ場でキャンプしながら早朝に登るのが一番のようだ。


「この地図は、国土地理院長の承認を得て、同院発行の電子地形図25000を複製したものである。 (承認番号 平30情複、 第450号)」また、本地図を複製する場合には、国土地理院の長の承認を得なければなりません。

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