2月の3連休前日の金曜日は絶好の晴れの予報。連休中や土日は手軽に登れる筑波山は人が多い。山頂も狭く以前に登った時も多くの人で賑わっていたので、空いていそうな金曜日に出かけることにした。今回は、ロープウェイのある「つつじが丘駐車場」から歩いて往復することにした。駐車場に8時前に到着すると、大きな駐車場には数台だけ駐車していた。 駐車料金は1回500円で、9時以前は帰りに清算する仕組みになっていた。帰りに確認すると、この大きな有料駐車場の入口の下付近に小さな駐車スペース(5台程度)があり、ここに駐車している車もあった。駐車料金の節約か。
「つつじが丘駐車場」からはほぼ登りが続く、ところどころは石の階段になっている。南側の斜面を登るが今日は雲っているのでちょうどよい気温。しばらく登ると、筑波山神社からのコースと合流。ここで一旦休憩。この先から奇岩が多く見えてくる。目の前に女体山、左にロープウエイの施設が見えてくると登山道に岩が多くなり急登となる。最後の岩の急登をすぎると山頂の神社に続く登山道。階段を登ると三角点のある山頂に到着。山頂からは素晴らし展望。すこし霞んでいるが東京方面もよく見えている。今日はお天気もよく、今の時間は誰もいないがこれから人も増えてくるようなのでこの付近では無線運用は迷惑になるのですこし下った、キャンプ場側からの登山ルート合流付近の広場に移動することにした。登ってくるときには雲っていたが、山頂に到着する頃には快晴になって、休憩する広場も木々の間から日が差して寒さはあまり感じないほどであった。
登山日:2020年2月21日(金)
無線は平日で9時過ぎなのであまり期待できないが、いつもの2mFT8を運用することにして、2/3λのヘンテナを木の枝が邪魔にならない場所を選んで設置。画面をモニタするが1局も見えていない。最初にSOTAのIDを送信し、SWR、POWを確認。CQを出すと直ぐに無線メンバー局から応答があった。6mでは交信したことがあったが、2mでは初めて。仮設のアンテナのようであるが無事に交信することができた。その後、いつものチェイサー局からの応答があり、その後1局交信できたが後がつづかない。その後、2mで10分ほど運用したが応答がないのでHFに変更することにした。前回の移動でも使った40mバンドのMicroVertを設置。今回はコイル部分とラジエータ部分を変更したもので運用してみた。MicroVertはポールが5.5mなのでにカウンターポイズの役目をする同軸ケーブルを含めて垂直に設置することができないので、4m程の同軸ケーブルを這わせることになる。この這わせ方で同調点が大幅に変化する。同軸を地上から離すと周波数が上側に移動することが分かっているので、アナライザで確認しながら配置を変えるとSWRがFT8のポイントで1.2程になった。
40mバンドはこの場所は関東平野が一望できる位置の影響か関東エリアの局が多数モニタに見えている。空きポイントでCQを出すと順調に呼ばれる。しかし、QRP5Wなので信号レポートにはかなりの差がある。あとで自宅で相手局の住所を確認すると電離層反射ではなく、直接波での交信だったようだ。
◆運用実績◆
2m FT8:3局
40m FT8:5局
下山は、男体山との鞍部に下っていくとケーブルの駅のある広場は多くの人が休憩していた。筑波山は毎年のように来ているが、男体山には登ることが少ないので、今日はここから男体山を往復。そして、女体山を経由して登ってきたルートをそのまま、つつじが丘駐車場まで戻った。距離はあまりないが、勾配があるのでよいトレーニングなるコースでした。