嶺岡浅間 <340m> (JA/CB-013) 千葉県鴨川市

嶺岡浅間 <340m> (JA/CB-013) 千葉県鴨川市

 

嶺岡浅間 340m峰の山頂付近 なだらかな樹林帯で眺望はない

 嶺岡浅間は新たに2020年9月1日よりSOTAに追加されたサミットで、場所は一般的な三角点のある山頂ではなく西に400mほど林道を挟んだ位置になる。SOTAへの追加申請を行っていたので、まずは自分で出かけてみることにした。この夏の時期に千葉の山に出かけるのは普段では考えられない。
 R410を南下して君鴨トンネルをぬけて長狭街道に曲がり、しばらく走るとナビは山に向かう道を示している。道の先には電波塔が見えている。電波塔のあるあたりが嶺岡浅間になるようだ。田んぼの道を抜けると、林道になって勾配が急になってきた。この林道はあとでわかったが熊取林道と呼ばれている道で曲がりくねった道が続いている。舗装はされているが対抗車とはすれ違えない。どんどん登っていくと、麓から見えていた電波塔の前の交差点に到着。この付近は広くなっており、駐車できそうなのでここに駐車することにした。電波塔はソフトバンクの施設であった。
 SOATの指定するポイントは、電波塔の裏山になる。裏山に登るには、登ってきた熊取林道をもどり適当なところから山の斜面を登っていくことになりそうだ。お天気が安定していないので、まずは空身でGPSをもってSOTAの指定位置を探すことにした。林道を下がって取りつき点を探し、勾配の緩そうな場所から取り付く。藪があるかと心配していたが、山頂へ続く斜面は勾配が緩く登りやすい。登っていくに従い、倒木や小枝があり蜘蛛の巣があちこちにある。山頂付近はなだらかでピークが解りにくい。大きな木のある先あたりが山頂のようだ。ここから北側にはすこし樹木の切れ目があり、下草が生えている場所がある。無線はこのあたりで運用するのがよさそう。場所を確認したので、登ってきたルートを戻る。
  一旦、駐車位置まで戻って嶺岡中央林道を歩いて一般的な嶺岡浅間と呼ばれている三角点や鳥居・祠のある場所に行ってみることにした。林道を400m程歩くと、三角点方面にむかう登山口が見えてきた。この登山口は夏草が生い茂っているのでこの先に鳥居や祠があるとは思えないような感じ。夏草を分けて登山道を進むと直ぐに左に折れるようにピンクテープがついている。木の間には昨年の台風で倒れた大木があり、くぐっていくと夏草がさらに深くなってきた。分けるように進むと先に鳥居が見えてきた。鳥居には浅間神社と書かれていた。鳥居の先には祠がある。ほとんど手入れされていないようで、お天気のせいか薄暗くちょと不気味な雰囲気がする。祠の先に嶺岡浅間の山名の書かれた標識がある。付近に三角点のようなものがあったが、見間違えたかもしれない。この付近は広くなった場所があり、平坦な樹林帯になるのでアンテナの設置は容易のようだ。
 SOTAの位置と一般的な嶺岡浅間の場所をそれぞれ確認したので、駐車位置まで戻り登山準備をすることにした。準備してSOTA指定ポイントに向かおうと林道を下っていくと雨が降り出したのでいそいで車まで戻ると大雨となってしまった。30分程で雨は一旦止んだが、お天気が不安定なので指定ポイントでの運用は諦めて、25mルールを適用して近くの林道の北側が開けている場所で運用することにした。しかし、その後も周期的に雨に降られることになった。 

登山日:2020年9月3日(木)

嶺岡浅間 三角点のある峰へ

 

 無線は2mのFT8から始めることにしてアンテナをセット。今回は場所がよくないのですこしでもゲインのある4エレのHヘンテナとしてみた。タブレットをセットして画面をみるとリグからは音は聞こえるがモニタには何も見えない。しばらく待っても状況が変わらない。よく画面をみると音声入力のレベルが異常に低くなっている。先週にD4Dデジタルトランシーバの試験をタブレットを使って行っていたので、その影響で設定が変わってしまったかと調査したが解決にいたらず。この状態で送信しても出力も少ない。状況が変わらないので、6mに変更してみることにした。6mに変えても変わらず、この場所では6mはリグからも信号が聞こえてこない。2mはかすかであったが入感はあった。
 そうしているうちに空模様が怪しくなり、雨が降り始めたので一旦中止。20分ほど待機して、このままだと交信実績がなくなってしまいそうなので、2mのFMにでることにしてCQをだすと2回目で地元の局から応答があった。FMは違法局も聞こえてこないほど静かで、交信できのはラッキーでした。その後、気を取り直してSOTAのスポットにアップしつつ2mFT8に挑戦するがやはり何もみえない。その後、MLでSSBでの話があったので2mのSSBでCQを出すが応答はなかった。やはり、指定ポイントの北側に開けた場所でないとよくないようだ。ワッチしたいただいた各局お手数をかけました。次回は冬にアンテナを変えてポイント北側から挑戦の予定です。
 最後に40mのFT8にでてみることにして、アンテナを変更していると空模様が怪しくなってきた。この時に、DATAのミニDINの接触が悪いのではと気ずき、強く差し込んだら音声のレベルが正常に上がってきた。(帰宅後、ミニDINのハウジングを先端が十分にでるように補正、この端子は構造上上部カバーのストッパーがうまく機能しないようだ)40mのFT8ではなんとか6局交信でき、雨がポツポツときたので撤収とした。嶺岡中央林道を少し走ったら豪雨。今日は雨にたたられた日でしたが、それよりも機器の事前確認が必要なことを再確認したアクティベートであった。

林道の状況
 ナビが示した熊取林道で登ったが、舗装はされているが狭いし勾配があり曲がりくねっていた。帰りは、嶺岡中央林道をR410にむけて走行してみました。こちらは勾配がすくなくまがりくねっていないので走りやすかった。嶺岡中央林道は平日であったが、1時間に1~2台ほどの交通量があった。舗装はされているが道は狭い。

交信実績
 2m FM/1
 40m FT8/6

 

千葉県の山カテゴリの最新記事

PAGE TOP