長福山 <496m> (JA/IB-013) 茨城県久慈郡大子町

長福山 <496m> (JA/IB-013) 茨城県久慈郡大子町
奥久慈男体山からの長福山
やせ尾根の山頂

 長福山へのルートは、奥久慈男体山から下山した男体山神社側からと長福観音堂を経由する2つのルートがある。どちらも標高差はあまり変わらない。周回するてもあるが、男体山神社側からのルートは荒れているようなのでコースのしっかりした長福観音堂を経由するルートの往復とした。山の名前が長福なので福が長く続くように今回も登ろう。
 長福の集落の車道には、長福観音堂への標識が設置されている。標識に従って民家に通じる道を登っていくと、最後の民家の先は農道になり傍らには日当たりがよいので菜の花も咲いている。農道を進み、貯水槽をすぎると観音堂に続く石段が現れる。この階段は300段ほどあるようだ。この季節は、幅の狭い石の階段に両脇の杉の葉(枯れ枝)が落ちて非常に歩きにくい。登りはなんとかなるが、下りは滑りやすく利用するのはためらわれる。途中の踊り場で休憩と水分補給。階段の左側を見ると、杉林の中に道(参道)らしきものが見えている。下山は、杉林の中を下ったほうがよさそうだ。
 やっと階段を登りきると、長福観音堂の境内に到着。ここから長福山へは標識がなくわかりにくい。観音堂の右にある建物の右側に壊れかけた六地蔵があり、ここから入っていく。最初は竹林のようになっているがすぐに杉林の中にふみ跡が見える。笹がある緩やかな道を登っていくと、徐々に急勾配の道になり杉の木には白いペンキでマーキングされている。急勾配の道はふみ跡が薄いので適当にジグザグに滑らないように登っていく。ここの登りがこのコースでは一番きついところ。尾根まであと10m程かと思われる斜面で、上から降りてくる登山者に遭遇。「こんなところで人にあうとは」とお互いに話しはじめる。この人は初めて長福山に来られたようで、「山頂からの眺めが意外によかった。冬に登る山。山頂付近の樹木を少し伐採するとさらによいのに」と話されていた。山頂付近はやせ尾根で西側は切れ落ちているので、樹木がなかったらかなり恐怖な山頂になってしまうだろう。
 杉林の急登を登ると、あとは緩やかな尾根を登るだけ。山頂はやせ尾根で、山名のある小さな標識がないと通過してしまいそうな場所。この山頂では休憩も無線運用もできないので、山頂の少し先のすこし平らになった木の枝のすくない場所で休憩と無線を行うことにした。

登山日:2021年2月21日(日)

山頂の少し先の鞍部に上げた、6mバンド用のV型短縮ダイポール

 無線は前回は2mを運用したが、今回は6mを運用することにした。なるべく木の枝がない場所を選んだが6mのV型短縮ダイポールを上げるのは難しい。かろうじて東京方面の枝にかからないような位置で2m程上げることができた。
6mのFT8をモニタすると2局ほど見えている。この場所でもスマホが使えたので、SPOTにアップしてCQを出すことにした。CQを出すと、チェイサー各局からすぐに応答があり順調に交信することができた。この山は無線運用する人が少ない。登山者そのものもあまりいませんが、無線運用は落葉している晩秋から冬でないと難しい山です。

 下山は登ってきた道をそのまま戻る。尾根から長福観音堂に下る杉林の斜面は下りは滑りやすい。観音堂からは、石の階段を下らないで階段の境内西側に参道のように杉林に下る道が見えたのでこの道を利用することにした。最初は荒れていたが、杉林の中にジグザグになった歩きやすい道が続いていた。折り返しながら下っていくと、石段の少し先にに下りることができた。石段を使うよりも、この参道のような杉林の道を利用したほうが楽に登れるようだ。初めてくると、標識がないのでこの道はわかりにくいかもしれません。

交信実績
 6m/FT8 8局

 


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