七曲(三角点) <528m> (JA/FS-244) 福島県東白川郡棚倉町

七曲(三角点) <528m> (JA/FS-244) 福島県東白川郡棚倉町

 福島県の棚倉町に残っているSOTA対象の七曲(三角点)に登ってみることにした。このピークは林道の脇にあるので、林道が通行できれば楽に登れるだろう。林道は、上手沢小鯨線とよばれて、上手沢と小鯨地区を結ぶルートになっている。ネット等の情報によると、小鯨からのルートは林道が大部あれているようで、上手沢からは整備されているようだ。しかし、この情報から年数がたっているので現在はどうなっているかは現地にいってみないとわからない。地理院の地図では、上手沢からのルート上に民家があるように表示されているので、この付近までは林道が整備されていると判断した。この民家まで車で行ければ、上手沢側からいってもあまり距離は変わらないだろう。林道は、車で走れない場合は歩いていくことを想定して出発。
 林道の入口は特に標識がないのでわかりにくい。GPSで確認すると、狭い舗装道路を進んでいくようになっている。車一台の舗装道路を進んで、山に入る方向に曲がると狭い舗装道路が続いている。 曲がり角にはお地蔵さんや石碑があり、道路沿いには杉の木が4本ある。この林道を少し進んでいくと、木の枝が道路側に張り出して車にあたるようになってきた。一旦止めて先を確認すると、同じような状況で手入れされているようには見えない。この林道の先に民家があるので整備されていると思ったが、先にある民家は住んでいないのかもしれない。舗装はされているようだが、手入れがされていないような道が続くので林道を車で走行するのは中止とした。バックして、曲がり角まで戻り墓地の前にある広い空き地に駐車することにした。
 林道は歩いても30-40分程度と見込んで出発。林道はしばらくは舗装されていたが、民家の少し手前でダートになってきた。車が走行したタイヤの跡もないので最近は車の通行はないようだ。地図にあった民家は廃屋になっていた。廃屋の前には車が数台停められる空き地があった。ここまでは張り出した枝を気にしなければなんとか車でも来れるかもしれない。
 廃屋の先の林道は、徐々にあれてきた。林道は小川沿いにあるので、道の中央付近にも川のように水が流れている箇所がふえてきた。しばらく林道を進み、明るい場所にでてくると林道は歩きやすくなり、高度を上げるに従って車が走れるような広い平らな道路になってきた。上部にガードレールが見えて折り返すようになってくると峠が近い。峠の手前付近は開けて見晴らしのよい場所があった。峠を過ぎて少しくだっていくと、目指すべき七曲三角点への取りつき付近に到着。林道からの斜面に取りついた跡が2カ所あった。手前は一つ前のピークに向かうようだったので、先にある取りつき跡から登ることにした。
 取りつき点から登ると、心配していた藪はなく杉林の斜面になっていた。目指す山頂はほぼ正面でかなりの勾配がある。登りは斜面を山頂めがけて杉林の中をジグザグに登っていった。山頂手前にくると、トラバースしているふみ跡があった。このトラバースしているふみ跡を利用し、少し左(南)に歩き折り返すように山頂に登る。山頂付近は笹に被われていた。笹の中に三角点があるが、山名を示す標識等は設置されていない。南側は杉の植林地で、その他は雑木林。山頂からは北側にふみ跡が続いていた。 
 下山は登った時に利用したトラバースしているふみ跡をたどっていってみた。トラバースしているふみ跡は、山頂手前の東側のピークとの鞍部に続いており、鞍部手前から林道側に下る。よく見るとこの鞍部付近から林道側へは、杉の木に古いビニールひものようなものが目印に巻かれていた。登りも、鞍部を目指してからトラバースしているふみ跡を辿ると楽に登れるようだ。

登山日:2021年3月16日(火)

 無線は、予定より早くついたのでまずは局数を達成するために40mから始める。MicroVertをセットするが、SWRがあまりよくない。ポイントが少しずれている。モニタを見ると多くの局が見えている。空ポイントを探してCQを出すが、応答がないので呼びに回ってみた。呼んでみると、該当の局からは応答がなかったが、その後他局からコールがあり、その後順調に呼ばれて規定局数は直ぐに達成することができた。
 その後、予定通り2mFT8にでるために2/3λのヘンテナをセットする。APRSを発信すると応答があったので2mは飛んでいるようだ。しかし、リグを変えてFT8の運用を始めるとモニタには何も見えず、SPからはノイズだけしか聞こえてこない。スマホはつながるのでSPOTにアップする。それでもCQを出してみるが応答がない。アンテナの方向を変えながらなおもCQを出してみるが応答がない。八溝山や大笹山等にブロックされているようだ。北の郡山市方面は開けていそうだが平日ではワッチしている人がいないようだ。しばらく、CQをだしていたがこのバンドではダメそうなので、6mに変更することにした。
 6mはいつもの短縮V型DPを上げる。まずはSPOTにアップする。このバンドもモニタには何も見えず、SPからもノイズだけ。アンテナを回しながらCQを出し続けてみるが応答はない。アンテナがおかしいかとおもいSWRを確認すると目盛り一つ程度で正常。リグが壊れたかと思うほど。U/Vは厳しいとは予想したがここまでとは。ワッチしていただいたチェイサー各局には申し訳ないが、これ以上運用してもむりそうなので撤退することにした。時間があるので、帰りに檜山(FS-165)によってみることにし、中腹までの林道を利用できれば時間見合いで登ることにした。

交信実績
 40m/FT8 7局 

福島県の山カテゴリの最新記事

PAGE TOP