台倉高山 <2067m> (JA/TG-010) 福島県南会津郡桧枝岐村/栃木県日光市

台倉高山 <2067m> (JA/TG-010) 福島県南会津郡桧枝岐村/栃木県日光市
帝釈山からの台倉高山

登山日:2021年6月9日(水)

 3年前に、帝釈山は田代湿原側から登っているが台倉高山には登っていなかったので、今回は馬坂峠側から台倉高山と時間見合いで帝釈山に登ることにした。馬坂峠までの林道も6月の第15回帝釈山・台倉高山「オサバ草まつり」に合わせて通行できるようになるようだ。整備が終わった直後の林道は少しは走りやすいだろう。記念のバッチも配布しているようなのでもらえるかもしれない。
 自宅からは遠いので、檜枝岐村の道の駅に前泊とした。広い駐車場には最終的に20台程度の車が駐車していた。

 檜枝岐村の「燧の湯」の看板を見て林道側に左折。ここから登山口のある馬坂峠までは長い川俣桧枝岐林道がまっている。最後の民家のような建物までは舗装されているが、その後は1カ所を除いて砂利の林道が峠まで続いている。林道は距離は長いがよく整備されている。林道の後半には補修用の砂利が2カ所保管されているのが見えた。大雨により流された時の修復のためだろう。林道の途中にはあとxx分との標識が数カ所設置されているので目安にはなるが、まだまだ続くのかとうんざりするころに終点の馬坂峠に到着。平日の6時半前なのにすでに駐車場には10台ほど駐車している。
 駐車場脇には新しい建物のトイレがある。雨水等を利用した最新型のトイレでした。準備して、まずは台倉高山に出発。馬坂峠から台倉高山に登る人は少ない。直前に出発していったグループも帝釈山方面に向かっていった。

シラビソの林に中を登っていく。しばらくは樹林帯の登りなので見晴らしはないが、涼しくてよい。

少し登ると、水場に到着。最初は水場とは気が付かなかった。

登山道の階段付近にあったオサバ草、台倉高山側にはあまり群生地がないようだ。まだ早いのかもしれません。

「鹿の休み場」に到着。山頂まで1時間20分、まだ先は長い。

樹林帯の登りは続く。

 

樹林帯が一旦途切れて、三段田代とよばれている小さな湿原に到着。空は雲ひとつない青空。

湿原には花も咲き始めている。

三段田代の湿原を過ぎて再び樹林帯に入ると、残雪が登山道に残っていた。あと数日で消えていくだろう。

残雪の登山道は少なく、最近は雨もすくないので登山道はぬかるみがすくなく歩きやすい。

2000mを超えている登山道脇には山桜が咲き始めている。

山頂手前の最後の湿原を通過。見晴らしが大部よくなってきた。

最後の湿原を過ぎて再び登り。この辺りの笹も綺麗に刈られている。

一旦下りかけたところからは、これから上る台倉高山の山頂部分が見えてきた。勾配がありそうだが実際はさほどではなかった。

山頂への最後の登り。勾配感はあまりない。

山頂直下の登り。登山道脇に石楠花が咲いている。右に回り込むように登ると山頂。

山頂直下に咲いていた、石楠花。ここは日当たりがよい。

山頂に到着。誰もいなかった。360度の眺望がある。

山頂には誰もいないが、狭いので隅のほうにアンテナを設置して休憩と無線運用を行うこととした。風もあまりないので、6mのSKYDOORを2mほど上げる。予定時間よりかなり早く到着。いつものFT8にでるためにモニタを見ると海外局のCQが見えている。なぜか国内局が見えていないが、空きポイントでとりあえずCQを出してみることにした。3回ほどCQを出したが応答がないので、一旦休止してスマホからSPOTすることにしてスマホの電波状況を確認すると通信可能なようだ。最初にSPOTERアプリでUPしようとしたがうまくいかないので、SOTAWatch3からSOPT。SPOTができたことを確認して、タブレットを見るとCQの送信を停止している間に呼ばれていることがわかった。2局呼ばれている。直前にコールのあったVVH局に対してコールするが数回呼んでも応答がなかった。離席されてしまったのかもしれない。その後、CQ停止中に呼んでいただた待機局からコールがあり交信、SPOTを見ていただいたチェイサー各局からも応答があり順調に交信することができた。コールが途切れた時点で海外局に応答してみたがやはり交信に至らず。その後再びCQを出していると、海外局から連続して応答があった。QRPの移動運用ではやはりCQを出していたほうがよいようだ。

交信実績
 6m/FT8 10局(海外:3)

 下山は来た道をそのまま戻る。駐車場に停まっていた台数から、帝釈山方面に登る人に比較して台倉高山は1/10程のようだ。馬坂峠に戻ってきたら、檜枝岐村の関係者と思われる人が軽トラで待機していて記念のバッチをいただくことができた。バッチは薄いものかと思っていたら、ずっしりと重いしっかりとしたものでした。台倉高山は登山中にあった人は4名だけで、静かな山行であった。
今日は同行しているパートナー(XYL)の調子がよくなくいつもよりペースがあがらない。下山途中から大部疲れたといっていた。5日前の1回目のコロナ対応ワクチンの接種の影響だろうか。
 台倉高山はやはり地味な山であった。馬坂峠からは帝釈山を経由して田代山、田代湿原に向かう人が圧倒的でした。SOTAの対象でなければ登らない山のひとつだろう。

<<帝釈山登山に続く>>

 

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