広小屋山(廣古屋・三角点) <1484m> (JA/NN-125) 長野県南佐久郡佐久穂町

広小屋山(廣古屋・三角点) <1484m> (JA/NN-125) 長野県南佐久郡佐久穂町

三角点(廣古屋)と山名

登山日:2021年5月29日(土)

 道の駅「オアシス南牧」から出発して、南牧村を通り過ぎて「なんもく村自然公園」を目的地にして車を走らせる。朝も早い時間なのですれ違う車もなかった。狭い大上林道を登っていくと「なんもく村自然公園」の入口に到着。大上峠に通じる「大上林道」は以前の台風の影響で林道が崩落しているようでここからは全面通行止めとなっている。通行止めの手前に「第二駐車場」があるのでここに駐車することにした。駐車場には駐車している車両はなかった。

第二駐車場の先から大上林道は通行止めとなっている。

 

なんもく村自然公園内 案内図 園内を通った方が距離が短い

通行止め手前の第二駐車場の付近に案内図があり、この図によると通行止めの林道を歩かないでキャンプ場内を通過するとショートカットして大上林道に出れるようだ。

駐車場から戻るような感じで振り返ると、キャンプ場に続く舗装道路がある。まだ早く、なんもく村自然公園が開設されていないようなのでチェーンゲートが閉まっているが、通過させてもらうことにした。なんもく自然村のキャンプサイトやバンガローの横を通過していくと、大上林道に合流した。林道は下ったてきてこの「なんもく村自然公園」に入る箇所にも通行止めのゲートが設置されていた。

林道は初めはなんら問題のない状況であった。

途中からは崩落している箇所もあり、落石もおおく走行不可の状態であった。特に、矢沢峠に通じる沢筋は沢から大量の石が流れてガードレールは飴細工のようになっていた。当然、林道も流れた石で道路は埋まっているが道路上は整地されていた。

矢沢峠にむかう沢筋の登山道、地図では破線であるが上部の状況は不明。平行している南側の尾根にピンクテープがあったので、尾根ルートに変更されたのだろうか?。いずれにしても、台風の影響がまだ残っている。林道の復旧は当分先になるだろう。ここを登って矢沢峠を経由して広小屋山に登って、大上峠にくだる周回ができればよいのだが現在は難しそうです。

大上峠に到着。左側に切り出して搬出準備済の木材が残置されている。林道が崩落して長野県側の古谷ダム側からも通行できないので放置されているようだ。

大上峠には林道の説明図がある。ここまで車でこれると、これから登る広小屋山も登りやすいのですが、林道あるきはけっこう足にきます。夏はあつくて厳しそう。

峠の記念碑、山ツツジが満開

大上峠から広小屋山にむけて、お地蔵さんがある地点から樹林帯に入っていく。この辺りは道はないが藪ではないので歩きやすい。

登山道はないが、境界線のポールがあり傍らの樹木には赤いペンキのマークがあるのでふみ跡はうすいが迷わないようになったいた。

ひたすら登っていく。これでもだいぶ勾配がある。

境界線上の尾根をあるく。境界線上はなぜか土が盛り上がっている。樹木には赤ペンキがある。

登りはつづく。境界には杭がある。

P1308手前のピーク付近の登り。はっきりと盛り上がった登山道。

P1308の手前のピーク。ここをほぼ90度に曲がって少し下る。

P1308から下っていくと鞍部手前からは、群馬県側が切れ落ちている尾根が続く。このあたりまではしっかりした登山道がある。

広小屋山への最後の登り。標高差200mの登りは、登山道はなく急勾配の斜面を登っていく。まだ、以前あった笹(すず竹)がかれているのでよいが生えていたらかなりのハードコースであろう。

登登りは、すこし北側に回り込むように斜めに登ったが、かなりの急斜面である。笹(すず竹)が枯れているので見通しがあり助かっている。

山頂に続く尾根の東側に到着。山頂方面に続く斜面。傾斜は緩やかになって歩きやすくなってきた。

山頂手前の最後の登り。

山頂と三角点。まわりは木々にかこまれてこの時期は眺望はない。

山名板は薄くなっているが、「広小屋山」と書かれている。三角点名は「廣古屋」(ひろこや)であるが、いつのまにか「広小屋」山となってしまったようだ。デファクトスタンダードで「広小屋山」でしょうか。ヤマレコも「広小屋山」となっていました。

古谷ダム方面? への尾根

登ってきた方面。

 山頂の数メートル手前が上部の木々がすくなく平坦な部分があるので、休憩と無線運用を行うことにした。この時期は登山者がくることはないだろう。
 2/3λのHENTENAを2mほど上げる。タブレットをセットして2mFT8のモニタを見ると2局ほど見えている。SPOTに上げようとスマホを操作するが、電波状況が不安定。すこし場所を変えればOKそうだが、予定時間を過ぎているので空きポイントを探してとりあえずCQを出してみることにした。TUNEを兼ねてSOTAーIDの送信を行ったあとでCQを出すとすぐにVVH局から応答があった。待機していただいたようだ。その後、VVH局によりSPOTしていただいたようでチェイサー各局から呼ばれ順調に交信することができた。SPOTおよび呼んでいただいた各局交信ありがとうございました。

◇交信実績◇
 2m/FT8  9局

登山道のない急斜面を下る。広小屋山からの東側の下山口は要注意です。急斜面で広くなっているいる。すこし先から古いピンクテープがありました。登りとは違い、下りはほぼ直線状に下りていきました。かなり滑りやすい。笹(すず竹)が枯れているので見通しはある。

急勾配の下山もあとすこし

P1308への登り返し手前あたり。花を見る余裕ができてきた?

P1308への登り返し。この登りもだいぶ辛いところ。

ここまでくると歩きやすい登山道となる。

大上峠の舗装道路が見えてきた。登山道もあとわずか。あとは舗装道路をあるいていくだけ。

峠手前の最後の下り。登山道はないが歩きやす。

林道を下り、なんもく村自然公園キャンプ場の入口に到着。右がわの舗装道路を下って、キャンプ場を通過して駐車場まで戻る。駐車場に到着しても、出発時と同様に他に駐車している車はいなかった。

 広小屋山だけに登るなら、山上峠から登るのが一般的です。しかし、現在は大上峠に通じる林道は群馬県側からも、長野県側からも通行止めになっています。林道の崩落状況から群馬県側の復旧はかなり先になると思われます。長野県側の古谷ダムからの林道の状況は不明です。大上峠まで歩く場合は、長野県側からのルートのほうが少し標高差がすくなく距離も短いようです。自宅からは、群馬県側からのほうが近いので今回は「なんもく村自然公園」から歩きました。なんもく村自然公園から林道歩きはおよそ45分程度でした。大上峠から広小屋山までのルートは、P1308まではわかりやすく樹木に赤ペンキのマークと境界線上は盛り上がっている部分があるので、登山道はないが比較的にわかりやすい道でした。P1308を下って鞍部から広小屋山までの急登は登山道はありません。斜面はすべりやすく下りは特に注意が必要です。この斜面一帯は現在は笹(すず竹)が枯れています。しばらくは笹は生えてこないようですが、笹があるといっそう登りにくくなりそうな気がします。また、下山時は東側の尾根からの下降点に注意が必要です。斜面の先に古いピンクテープが数カ所残っていました。

 自宅からは遠いので、前泊(車中泊)として道の駅「オアシス南牧」を利用させていただきました。道の駅は川沿いにあり建物が2カ所に分かれていました。食堂のある建物の下側に地下駐車場がありました。道路沿いの上側の駐車場は多数駐車できますが、若干傾斜しています。通行量がすくなく、大型車もいないので静かでした。

 

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