皿伏山 <1917m> (JA/GM-072) 群馬県利根郡片品村

皿伏山 <1917m> (JA/GM-072) 群馬県利根郡片品村

登山日:2024年7月21日

 御池から沼山峠休憩所に向かうシャトルバスは、始発が6時30分で乗車券の発売が6時10分からと案内書に看板が設置されていた。御池の駐車場で車中泊していたが、バスの始発が遅いので6時過ぎにバス停に並ぶようにいつもより遅い起床。御池駐車場は標高があるので夜の車内気温は17℃に低下して、自宅では信じられないくらいの気温。涼しいを通り越して寒いくらいだ。開けていた窓を少し閉めるほどの気温。軽く朝食をすまして準備していると、隣の山形ナンバーの家族が出発していった。この家族4人は燧ケ岳に登るようだ。しかし、今日の午前中はあまり天気はよくないようだ。数年前に燧ケ岳に登った時と同じような気候で同様に山頂は霧雨だろう。

シャトルバスで御池から沼山峠に向かう。始発は6時30分の予定でしたが、多くの人がバス停に集まったので6時20分頃に第一便が出発。料金は片道600円でした

沼山のバス停(沼山峠休憩所)からひと登りして沼山峠を下ると尾瀬らしい風景(大江湿原)が広がっていた。ニッコウキスゲがだいぶ咲いていた。ここから登山口までは比較的に平坦な道であるが距離はある

長蔵小屋、尾瀬沼山荘を通過してやっと登山口に到着。小さな入口には倒木注意の案内板が設置されていた。ここからは、富士見峠を経由して鳩待峠や富士見下から戸倉への縦走ルートになるのであまり登る人はいないようだ。

登山口からは最初は少し急登ぎみの登山道、登り始めると小雨になってきた

登山口の注意書きのとおりに倒木が多くなってきたが、迂回路があるので問題はない。しかし、登山道はぬかるんでいる

まもなく、大清水平の湿原に到着。ここは木道があるがかなり劣化しているので注意深く足もとを見ながら進む

湿原を抜けるとゆるやかな勾配の登山道

また小さな湿原になる この湿原は距離はないが木道は大清水平よりも朽ちている。一部は水没していたり、折れかけているので慎重に進む

山頂の少し手前

山頂の山名標識がある5mほど先(富士見峠側)が実際のピークのようだ

山頂に到着 木々に囲まれて眺望はない。 平坦なので標識がなければ山頂とは思えない登山道の通過点。すぐ後に2人連れの登山者が到着。記念写真を依頼されたので撮影後に予定を尋ねると、鳩待峠まで縦走するそうだ。小雨なので木の下で休憩と無線を行うことにした。

登ってくる間は小雨模様であったが、無線設備を展開している間に雨がやんできたが雨模様にかわりはないようだ。ここはスマホの電波が通じないのでSPOTすることはできなかった。モニタを見ると40mバンドは多数の局が見えているのでコンデションが良さそうだ。三脚利用の地上高の低いMicrovertアンテナなので樹林帯では厳しいが、CQを出していると徐々に応答がありなんとか10局交信することができた。天気もあまりよくないので早々に無線は終了とした。下山は登ってきた道をそのまま戻る。下りはじめて小さな湿原までくるとまた小雨模様。大清水平湿原を通過するころには本格的な雨になってきたので雨具を着用。尾瀬沼の登山口まで下ると雨が止み薄日が差してきた。お天気が回復してきたが、尾瀬沼の先に見える燧ケ岳は中腹から上は相変わらず雲に覆われている。下山時に大清水平湿原の手前で遭遇したテント泊の人の話では、6時30分に燧ケ岳の山頂に到着したが、その時から真っ白で何もみえなかったので早々に下山したとのこと。山の天気は変わりやすい。

■交信実績■
 40m/FT8 10局

 尾瀬沼の登山口からはハイキングコースなので人も多くさすがに尾瀬だ。大江湿原も涼しい風が吹いて気持ちよく木道をあるく。沼山峠までは少しの登りでひと汗かく。沼山峠休憩所につくとバス停に5名程まっている人の後に並ぶ。 並ぶ人が増えてきたので、バスは予定時刻より15分程前に出発した。多数の人が順次入っていくのでバスの中にトンボが迷い込み、バスが動く前に子供が捕まえて窓から逃がしていた。トンボも御池まで行きたかったのだろうか

 皿伏山は沼山峠~尾瀬沼よりも、一ノ瀬休憩所~尾瀬沼からの往復のほうがよいかもしれない。今回は、大杉岳、赤岩高山も登ることにしていたので福島県側の御池~沼山峠とした。歩く距離はあるが尾瀬沼からの登りもあまり高低差がないので楽なほうであった。ただ、皿伏山だけを目標にして登る人はSOTA関係者くらいだろう。山頂は木々に囲まれて眺望はなく、途中の湿原は木道が朽ちて登山道もあまり整備されていない。縦走する人がすこしいる程度のようです。本日スライドした人たち(2組・3人)はすべて縦走する人たちでした。

 

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