日留賀岳 <1849m> (JA/TG-018) 栃木県那須塩原市

日留賀岳 <1849m> (JA/TG-018) 栃木県那須塩原市

2018年の本格的な梅雨に入る前の週末、6月9日の土曜日はお天気が良さそうなので那須塩原の日留賀岳に登ることにして前泊することにした。
車中泊をどこにするかネットで情報を検索すると塩原温泉の「道の駅 湯の香しおばら アグリパル塩原」に加えて、源三窟前無料駐車場がヒットした。今回登る山へは源三窟前無料駐車場が近いので利用することに。夕方に自宅を出発したので車中泊予定の場所についたのは夜になってしまった。塩原の伊東園の近くにありトイレも夜間照明があった。駐車場の奥は遊歩道があり川のせせらぎの音が聞こえる。奥の駐車場に止める。比較的に車の出入りがなく面している道路も旧道なので交通量がすくなく、せせらぎの音をバックに就寝することができた。
翌日は早めに起きて軽く食事をしてから登山口のある小山宅を目指す。途中、日留賀岳登山口の案内板に従って進んでいくと、小山宅の庭先に突き当たる。正面に左側が登山者駐車場の案内がある。敷地内の舗装された駐車場にとめる。5台程度止めれらるようになっていた。別に畑の一部を舗装した駐車場もあるようだ。以前(20年くらい前)は畑の中の駐車場に止めた記憶がある。
小山宅では早朝から作業場でカブの出荷の準備をしているようだ、挨拶をして登山者名簿の記入について尋ねると、玄関前にあるので記入してから出発してくださいとのこと。名簿によると、本日は私が最初のようだ。昨日の金曜日も数名登っている。
登山口はこの小山宅の前を通り、家の脇から登っていくようになっている。すぐに鳥居があり本格的な登りが始まる。ここから林道まではひたすら登る。上空が明るくなると、鉄塔の下に出てすぐに林道にでる。林道はおよそ20分程度の緩やかな登り。林道は落石が多く、途中道の中央におおきな石が落ちている場所もあり、落石が進んでいる。車のタイヤ跡がないのでこの林道は通行止めになっているようだ。林道が利用できると、50分程度の短縮になるようだ。
林道の終点からまた登山道に入る。ここからの登山道は比津羅山のふもとにそって登っていくようで緩やかな登りで歩きやすい。わずかに下っていった先が比津羅山との分岐点。比津羅山へは道がないが尾根をたどっていけば登れそうです。ここからまた森のなかの見晴らしのない登りが続く。
1514m地点までくると一旦平坦な道になり鳥居がある。ここまでで60%程度は登ったようだ。この先も急登ではないが尾根をトラバースするような森の中の道をひたすら登る。この登山道は森の美しさを楽しむようなところで新緑の季節ならでは。山頂近くになってくると、登山道脇には石楠花の花が朽ちているのを目にする。5月中なら満開であったろう。しかし、少しいくとわずかに残った石楠花の花が咲いている場所があった。わずかに一株だけ、ラッキーと叫びたくなる。
山頂が近くなるとやっと視界が開けてくる。山頂らしきものが見える場所があるが、山頂はもっと先であった。いわゆる偽ピークがある。

山頂近くの尾根にでると、登山道脇に小さな花が咲いているのが目に入るようになる。今までの森の中の登山道と違い花と解放感にホットする。偽のピークを過ぎて再度登り返すと山頂に到着。今日はまだ誰もいない。登っているときも風が強く涼しくあまり汗もかかないで登ってこれたが、山頂では遮るものがないのでかなりの強風。山頂にある石碑の後ろになぜかテントのポールが置いてある。忘れたのだろうか?

この強風でアンテナをどうするか思案する。今回も2mの4エレと430の7エレ、強風などでビーム系アンテナを上げれないときや時間短縮で使用するRH-770をもってきている。強風であるが、高さを低くして4エレを上げることにした。ポールは3.5mまで上げることができるがこの風では2mがいいとこか。それでも結構風でアンテナが振り回される。ポールを手で押さえながらまずは都内でCQをだしている局に応答してから、いつもの周波数でCQを出す。9時をすこし回った時刻であるが、数回のCQのあと続けてコールがありSOTAの規定局をクリアすることができた。MLで10頃の予定と周知していたので10時過ぎまで運用することにして、休憩をしながら運用を続けた。その間に無線の会のメンバからもコールがあり、久しぶりに15局と交信いつも5局程度の運用なので充実した無線運用であった。

山頂で無線を運用しているあいだにお天気がだいぶ回復して、塩那林道(道路)が山肌にくっきり残っている鹿又岳、長者岳方面の山がよく見えるようになっていた。しかし、塩那林道(道路)は開通することなく中止になったが山肌に爪痕だけがのこっている。複雑な気分だ。あの林道を歩いたらどうだろうか。

下山はそのまま戻り、途中から比津羅山に登ろうと道のない尾根沿いにのぼっていったが途中で断念した。標高1200mの山では、この新緑の林の中の山頂では無線はかなり厳しそうなことと、標高差150を登り返す元気がなかった。葉が落ちた秋以降に再挑戦しよう。

比津羅山への分岐点からもまだまだ先は長い。林道を歩くころにはだいぶ疲れがでて、林道から小山宅の登山口までも標高が下がるに従い暑くつらい下山となった。

登山日:2018年6月9日

関連登山:比津羅山 <1201m> 2018年10月7日 *日留賀岳の途中にある山 小山宅へのルート図あり

山頂から鹿又岳方面(塩那林道(道路))

 

 

アンテナ設置状況 強風で高さは2m程度が限界

「この地図は、国土地理院長の承認を得て、同院発行の電子地形図25000を複製したものである。 (承認番号 平30情複、 第450号)」また、本地図を複製する場合には、国土地理院の長の承認を得なければなりません。

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