蟻川岳 <853m> (JA/GM-067) 群馬県吾妻郡中之条町

蟻川岳 <853m> (JA/GM-067) 群馬県吾妻郡中之条町

蟻川岳は群馬の低山で、近くにある嵩山と違いあまり登る人のいない里山のようだ。登山口のある場所をナビにセットして、前泊した道の駅を出発する。蟻川の町内に入ると蟻川岳登山口の標識が2カ所設置されていて、迷わないようになっていた。町内に入るとこれから登る蟻川岳が紅葉しているのがよく見えている。方向によっては山頂付近が急こう配になっているように見える。
 最後の案内標識に従って狭い舗装道路を少し走ると、登山口と反対側に駐車場の案内標識があった。駐車場は未舗装であるが整地されている。5-6台ほどは駐車できるスペースがある。今日はだれもいないようだ。登山口は駐車場の反対側にあり、登山口の標識がないとお墓のための道と間違えそうだ。お墓の前を通って登山道を進んでいくと、すぐに電気柵が現れる。この電気柵は2m程の高さがあり、出入り口はしっかりした施錠があるわけでなく、黒のビニールひもで巻き付けて縛るようになっていた。登山道はこの電気柵の向こうに続いている。この先は荒れた竹林になり、竹林をすぎると徐々に勾配がきつくなり岩がでてくるころになると本格的な登山道になったきた。
 岩が多くなった登山道の脇には紅葉したモミジが綺麗に色づいている。このコースはところどころに石仏や祠があり里山の雰囲気が感じられる。岩の間を巻くように続く登山道はこのあたりから調査用の白い杭が多くなり、山頂手前まで続いているのでよい目印になる。登山道は尾根にでる手前あたりで木々が茂り道が不鮮明なところがあるが、白い杭を見失わないようにすれば問題はない。
 山頂の手前の尾根にでると少し勾配が楽になり、しばらく進むと山名のある立派な標識がある。平成26年に設置されたようで、裏側に設置に尽力された方々の名前が記載されていた。しかし、この山名のある場所は蟻川岳の三角点のある最高標高点ではない。三角点のある山頂はこの先のやせ尾根を一旦くだって登り返した場所のようだ。この先は片側が切れ落ちた尾根になっており、ロープが設置されている。慎重に進み、登り返したところに松の木が2本と三角点がある山頂に到着。三角点より数メートル手前が一番高いところのようだ。周りには木があるが落葉しているので山々がよく見えていいる。登ってくるときは晴れていたが、山頂に着くころはどんよりとした雲に覆われて寒さを感じる。あまり風が吹いていないのが幸いだ。

 

登山日:2019年11月16日

 無線は群馬の山奥の低山なのでV/Uは期待できないので、NGの場合はHFで運用しやすいように5mのポールをもってきた。とりあえず、先端にRH-770をセットして、2mのFMでCQをだすとVVH局からコールがあった。その後は応答がないので430FMで1局交信後、2mのSSBに切り替えた。コンテスト期間中なので、この山奥の低山でも聞こえてくるかもしれないと期待してワッチすると、結構多くの局が聞こえてくる。さすがに2mのSSBが一番賑やかな10日間。近くの移動局を呼んだ後でCQを出してSOTA規定局を超えたところで撤収とした。HFも出ようとしたが、天候も悪くなり同行のパートナーの要望と寒さに勝てず撤収とした。山頂には2本の松の木があるので、ここにアンテナをひっかけるようにするとHFのアンテナも容易に張れそうです。

 

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