御所塚山は一等三角点のある千葉の山ですが、国土地理院の地図にも山名はなくあまり知られていない。三角点名は「大谷」となっていて、山なのに谷となっている。ここは三角点マニアかSOTA関係者くらいしか訪れる人はいないだろう。ハイキングコースの一部にはなっているようだが、2019年の台風の影響でこの山も含めて倒木が多く、この先にある「いちはらクォードの森」も各ルートが閉鎖されているようだ。前回は麓の神社(天津日神社)の近くから車道をあるいたが、今回は車道を進み登山口近くの空きスペースに駐車することにした。万田野から菅野に抜ける登山口のある車道は倒木が心配であったが、撤去されて通行には問題がなかった。登山口から菅野にむかう道路は2カ所で路肩が崩れているので走行には注意が必要でした。
登山口近くの空きスペースに駐車して出発。電柱「万田14」の先に、見覚えのある登山口が見えてきた。登山口には境界線の杭とピンクのテープがあるが、登山口を示す標識等はない。ここからは境界線の杭に沿って登っていく。前半は以前より登山道が明るくなっているように感じる。台風の影響で小枝が落ちたせいだろうか。後半は、前年の台風の影響で倒木が多くなっていた。数カ所は倒木を避けて大きく迂回することになった。木に赤のペンキマークや境界線の杭を見失わないように登っていくと、一等三角点と山名がある山頂に到着。やはり、以前より山頂付近も小枝等がないせいか明るくなっていた。
登山日:2020年2月24日(月)
無線は、この時期はだれもこないので周りの木を利用してEFHWを展開することにした。予定していた時間より早く到着したので、まずは40mのFT8にでることにしてアンテナを調整。画面を見ると数局だけしか見えていない。まだコンディションが上がっていないようだ。それでも、空きポイントでCQを出すと少しずつ呼ばれ、5局交信できた時点で2mFT8に変更。アンテナを2/3λヘンテナに変えてモニタを確認すると、1局だけ見えている。CQを出すといつものチェイサー局から早速のコールがあり、その後1局交信した時点で次の山に行く予定があるので撤収とした。この山は房総の中間付近で標高も低く、U/Vでの無線は厳しく、前回は2局だけしかできなかった。やはりFT8は効果的。9時前だったので2mは2局だけで終了したが時間帯が違えば多数の局と交信できただろう。40mバンドは保険的な使い方をしたが、低山では限られた時間内でのSOTA規定局達成には有効だ。
◆交信実績◆
2m FT8/2局
40m FT8/5局