高塚山(2020年) <216m> (JA/CB-012) 千葉県南房総市

高塚山(2020年) <216m> (JA/CB-012) 千葉県南房総市
道の駅「ちくら潮騒王国」からの高塚山方面

 高塚山は、道の駅「ちくら潮騒王国」から花畑の中を歩いていくハイキングコースとなっている山で、道の駅にもルートの案内板がある。道の駅から山の方をみると、麓に高塚不動尊(大聖院)の屋根の先に山々が見える。今回も、出発はこの道の駅からではなく、麓の不動尊(大聖院)の大きな駐車場を利用させていただくことにして、狭い道を不動尊に向けて車を走らせる。
 駐車場にはこの時期にはだれも駐車していなかった。奥に止めて出発。不動尊(大聖院)の入り口にある案内板を見て、右側にある登山口に進むと、入口にはハイキングコースの通行禁止の看板があった。事前情報で倒木があったが、通行に支障がないように撤去されているとのことでそのまま進む。コースはほとんどが階段状で、最初はコンクリートで覆われた階段になっている。落ち葉と台風の影響か小枝がかなり積もっていて歩きにくい。その後も、階段が落ち葉と小枝で埋まっているような状態が続き、昨日の雨の影響で脇の土もすべりやすい。下山時はかなりすべりやすかった。コースの中盤以降は、倒木が多数あったが通行に支障がないようになっていた。
 最後の階段を登ると山頂の不動尊奥の院に到着。山頂の奥の院は2019年の台風の影響で様子が一変していた。入口にあった風神雷神門がなくなり、脇に瓦礫として倒木の処理と一緒に積まれていた。山頂にあった木々も枝がかなり折れていたようで、明るくなっている。壊れた山門の左右にあった、風神様と雷神様が門のあった場所を示すように鎮座している。海の見える位置に設置されていた、山名板は奥の院裏の高台(最高標高近く)に移動されており、近くのマテバシイの大木もちぎれるように折れている。幸い、山門は跡形もないが奥の院は無事のようだ。

登山日:2020年3月1日(日)

2m用2/3λヘンテナと斜めに展開したEFHW

 無線は、奥の院裏の最高標点近くにあるベンチで機器類を置いて運用することに。木々があるが前回よりも台風の影響で枝が落ちて見通しがよくなっている。山頂のマテバシイの大木がねじれるように折れている隣の木からEFHWのアンテナを斜めに展開してHFも出れるようにしておいた。この場所からは標高も低いので、東京方面にはU/VではQSOが厳しいことが前回の運用で判明しているので保険的な意味でHFに出ることも考慮した。メイン運用の2mのアンテナを設置してワッチすると、CQ局が1局だけ見えていた。GL等を確認してCQをだすがなかなか応答がない時間が続く。その後、少しづつ呼ばれて何とか4局とQSOできた。しかし、いつものチェイサー局とは交信できなかった。私の確認不足でワッチしていないと判断してしまったので、アンテナの変更や設置位置、高さ等を変更すれば交信できたかもしれない。その後、40mに変更すると多数の局が見えている。CQを出すと直ぐに呼ばれ2局交信した時点で次の山に向かうため終了とした。
 やはり高塚山は房総半島の南端に近く、標高も低いので北方面(首都圏)には途中に高い山があるので厳しかった。HFに限れば、太平洋が見えている南端なので今回は運用しなかったが、DXは期待できそうだ。なお、帰宅してから確認すると、2mは神奈川や静岡は強く入感していた。

◆交信実績◆
 2m FT8/4局
 40m FT8/2局

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