富谷山(2020年) <361m> (JA/IB-017) 茨城県桜川市

富谷山(2020年) <361m> (JA/IB-017) 茨城県桜川市

*注意 2022年2月現在 このルートは採石場の作業のため通行禁止になっています。 

梅雨の合間の週末は、定点観測で毎年登っている茨城の富谷山に出かけることにした。ここは、採石(砂)場になっているので、週末の作業がなさそうな時でないと登れないかもしれないため日曜日とした。
 この山は、麓の富谷観音の境内を通って登るルートを利用するので、富谷観音の開門が9時からになっていたので、いつものように一般道でのんびりと出かける。桜川市に入ると、空模様が怪しくなって霧雨になってきた。富谷観音の無料駐車場につくと、朝も早いので駐車している車はいない。9時前であるが、富谷観音の門はあいており、境内入口を掃除している人に聞くと、9時前であるが入ってよいとのことなので境内を通過して登山口に向かう。
 境内からの登山口もわかりにくい。特に標識類はないが、何回か利用しているので迷わずに登山口から荒れ気味の登山道を登っていく。前年と同様な状態の登山道であった。展望台コースとの合流地点から富谷山方面も登山道は前年と同じような状況。祠との分岐点から先は、夏草が生い茂り登山道が塞がれているところがある。手入れがされていないので、ススキをかき分けていく。
 夏草の生い茂った登山道が終わると、作業道に合流。昨年と違い作業道が整備されて広くなり、砂利が引き詰められている。山頂の採砂作業が始まって重機や搬出用の車両が通れるように整備したのだろう。広い作業道をしばらく進むと左に折れる道がある。この折れた道が山頂に通じる道になっている。広い作業道から離れると荒れた道になり、夏草が大部生えている。夏草の生えた道を登ると、山頂に通じる道が見えてくる。手前は重機が入っているようで、道が荒れている。山頂に通じる道を登ると見覚えのある山頂に到着。1年前とほとんど変わっていない。まだ、山頂は削れていない。しかし、山頂直下には重機が2台あり、砂の搬出が始まっているようで、山頂から続く尾根の先がなくなっていた。山頂付近にも、記号が書かれた杭が数カ所設置されていたので、現在の山頂も削られてしまうのも時間の問題だろう。来年はこの山頂はあるのだろうか?

登山日:2020年6月21日(日)

2mの2/3λヘンテナ どんよりとした曇り空
6mの短縮Vダイポール、すこし青空が出てきた

 無線は、今日は単独で来ているので雨が降る前まで各バンドとモードを運用することにした。昼過ぎまで運用したが、雨には幸いに降られることはなかった。まずは、2mのFMを久しぶりにでてみることに。昨年は山頂近くの切り株を利用してアンテナを立てたが、夏草が茂って切り株付近は棘のある樹木があるので、切り株の利用はあきらめていつものアングルを利用することにした。この付近は土なので、どこでもよく刺さる。それでも垂直にポールが傾かないようにするためには結構面倒だ。すこし傾いているがよしとした。
 空きチャネルを探してCQを出すと、結城市からコールバックがありのんびりと交信。その後に呼ばれた方とGSPについての話で盛り上がり楽しい時間が過ごせた。その後は、SSBで運用してひさしぶりにいつものチェイサー局とも交信することができた。最近はFT8での運用が多かったので声を聴くのは半年ぶり。やはり音声の方が無線らしいきがする。
 2mの後は、HFの40mにでることにした。今回も20/40のEFHWももってきているが、山頂には木もないので自立できるMicroVertにしてみた。今回は適当に同軸を這わせたが、SWRも低くFT-817のSWR目盛りは表示されていない。
CQを出すと連続して呼ばれる。日曜日はでている局が多い。
 40mの後は、6mとしていつもの短縮V型DPをセット。まずは、FT8を運用することにしてモニタをみると結構な局数がモニタに見えている。空きポイントを探してCQをだすと、順調に呼ばれる。その後、SSBに切り替えてバンド内をワッチすると、北海道・名寄の局が59で強力に入感している。コールすると2回目に返答がありお互いに59で交信することができた。その後も、今年の冬に千葉の御殿山の山頂近くでアイボールした局やハムフェアでお会いした鹿嶋市移動局ともひさしぶりに交信することができた。その後、福島県伊達市移動局をコールした瞬間に電源が落ちた。3時間以上連続して使っていたので、電池の電圧が下がりリチュウムイオン電池の保護回路が働いたようだ。電池を交換して、伊達市移動局(天井山)と交信後、よく見えていた筑波山に雲がかかってきて、空模様が怪しくなったので無線は終了として下山することにした。なお、天井山はSOTA対象の山でしたが、移動局はモービル運用だったのでSOTA的には有効ではありませんでした。

 

 交信実績 

2m FM/2
2m SSB/4
2m FT8/5
6m SSB/7
6m FT8/9
40m FT8/12

 下山は、山頂を通過して東側に回り込んで、山頂の下側の作業道を歩き登ってきた道に合流、山頂下の作業道も重機が入っているので荒れている箇所がある。砂利道の作業道を下っていくと、登山道の入口は夏草が生い茂り入口がわからない程になっている。今日登ってきた道だが、道があるとは思えないようなところ。登り気味になるので、よけいに夏草がじゃまに感じる。足元はコンクリート舗装ですが、かなり苔むしている。祠との分岐までくると夏草がなくなり、歩きやすい道となる。今回は、帰りは富谷観音の境内へのルートではなく、そのまま展望台へのルートを使ってみることにした。富谷山方面から下ってくると、富谷観音境内ルートは枯れ木で進ませないようになっているので、展望台コースがメインとして整備されているようだ。3年前に展望台コースで登ってきた時は、藪がひどく登山道とはとてもよべない状態であったので、昨年は富谷観音境内コースを往復した。山頂には昨年きたときに看板が設置されいたので、設置した地元山岳会の方が展望台コースを整備されたようだ。観音境内コースとの分岐をすぎると緩やかな下りの登山道がつづき、藪もなく歩きやすい登山道となっていた。しかし、展望台に近づくにつれて夏草が生い茂り、出口附近は夏草で覆われていた。展望台コースは、展望台からの登山道入口に目印がないのでわかりにくそうだ。展望台付近は手入れがされておらず、夏草が生い茂っている。たしか、この付近には子供用の遊具施設があったと記憶しているが、今は夏草が隠してしまっているようだ。

 

 

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