二岐山 <1544m> (JA/FS-021) 福島県岩瀬郡天栄村

二岐山 <1544m> (JA/FS-021) 福島県岩瀬郡天栄村

 関東地方は雨模様の天気がつづいている。東北地方までいけば少しは晴れている予報なので、福島県の二岐山に登ることにした。登山口までは距離があるので前泊することにして午後に出発。夕方に予定地の道の駅・羽鳥湖高原に到着。夕方なので広い駐車場には1台も停まっていない。売店等は17時までなのでかろうじて開いていた。結局、この夜は他に停まっている車はいなく、車道を走る車の音も聞こえてこないので熟睡。朝も意外に寒くはなかった。
 羽鳥湖高原から118号を経由して登山口近くの二岐温泉にナビをセットして出発。二岐温泉に到着すると、早朝なので人影もなくひっそりとしている。大白森山への登山口を左手にみて林道にむけて車を走らせる。この林道はダートであるが、比較的に走りやすいほうであった。途中、狭い箇所や落石があるが普通の車でも問題はなかった。3.5kほど走ると広い駐車場が見えてきた。駐車場の入口には新しい、周辺の案内板が設置されていた。駐車場にはバイクが1台だけ駐車。ここに駐車して登山の準備をしていると、先きほど走ってきた林道を警笛で合図しながら走っていく車がいた。林道はまだ先まで行けるようなので、後を追うように駐車場から林道に戻って林道をさらに進んでみることにした。しかし、すぐに先ほど行った車が停車していた。この人たちは、キノコ狩りにきたそうで登山道の脇から入って倒木があると生えていると教えてくれた。キノコは食べるのは好きだが見分けがつかないので山で採ったことはない。前日までの雨の影響か上下雨具を着こんで準備していた。林道はそこでゲートで閉じられて、前の林道が広くなっているのでここに駐車できるようになっている。先行していた車の前に駐車。この場所は4-5台は駐車できそうだ。登山口は手前にあり、移動用のトイレもあった。手前の広い駐車場とはおよそ280mほどの距離なので、広い駐車場に停めて歩いてほうがよいようだ。
 登山口には大きな標識がある。この登山口(男岳登山口)からは直ぐに急登が待っていた。地理院の地形図の通りだ。急登の登山道脇の倒木には大きなキノコが多数生えていたが、食べられるのだろうか?。美味しそうには見えない。急登の続く登山道には要所要所にピンクのテープが止められている。この時期は、石の間を登る登山道は落ち葉が積もって見わけがつきにくい。斜面が広くなった箇所は要注意だ。
 しばらく急登が続きゆるやかな登りになるとほぼ平坦な道になってきた。紅葉も大部進み気持ちのよい登山道。ブナ平と呼ばれる場所に到着。標識のある場所の少し先に、トラックのタイヤが1本放置されている。昔はブナの木を伐採して運び出すための林道がこのブナ平まで通じていたそうだ。ブナ平の名称はブナの木がある場所ではなく、ブナを伐採して運び出した位置を示している。ブナは大部伐採してしまったようだが、急登の続く登山道にはブナの大木が残っていた。
 ブナ平の標識を過ぎるとほぼ水平の登山道には今までの雨の影響か、登山道が川のようになっている箇所が多数ある。水平の道が終わると、男岳への標高差240mの急登がまっている。ここで休憩とエネルギーを補給。ここからは、石の間や木の根を足掛かりに登っていく。この急登区間も紅葉の中を登っていく感じで、振り返ると紅葉が綺麗だ。この急登区間の中間付近で下山してくる人と遭遇。広い駐車場に停めてあったバイクの人であった。男岳の往復とのこと。急登も先に青空が見えてくると、山頂まであと少し登るだけ。
 山頂に到着すると、単独行の同年代の登山者が1名休憩していた。この人は、風力発電側の登山口から女岳を経由して登ってきたそうだ。やはり女岳のルートは急登の連続で登りに使ってよかったと話していた。周回するそうで8月には飯豊山に日帰りで登ったとのことでかなりの健脚のようでした。

登山日:2020年10月14日(水)

 無線はいつもの2mFT8から始める。2/3λのヘンテナをセットしてFT8の準備をしている間にAPRSを発信。FT8の画面を見てもさすがに何も見えていない。CQを出し始めると丁度9時を過ぎた時点でいつものチェイサー局から応答があった。その後は平日で東北のためか応答がすくなく、5局交信した後で2mFT8は終了とした。続いて、アンテナを40mのMicroVertに変更。40mはモニタに多数の局が見えている。空きポイントでCQを出すと順調に呼ばれる。このバンドでも5局交信した時点で無線は終了とした。
 山頂には、到着したときに先行の方が一人いただけでこの方はすぐに下山していったので無線運用中は誰も山頂にはこなかった。山頂から女岳に向かうルートからは、女岳の紅葉が素晴らしく綺麗に見えている。男岳も紅葉の中を登ってきたので同じように見えているのだろう。下山は女岳の下りが急勾配なのと、下山後の車道・林道歩きが長いので周回はしないででそのまま戻ることにした。
 下りは上から見下ろすような形になるので、紅葉の中を歩いているような感じ。幸い山頂からは遠くの山は雲に隠れていたが、ほぼ晴れであった。

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