大将旗山はSOTAでは濱路(三角点)となっている。位置的には、御霊櫃峠から額取山に向かう尾根の途中にあるピークのようだ。地理院地図では、額取山は山名が掲載されているがこの山は載っていない。しかし、このあたりでは一番標高が高いポイントになっている。
11月に入り、寒くなって東北の高い山は白くなってきている。御霊櫃峠に向かう道も冬季は通行できないだろう。今なら、紅葉も終わりかけているが問題なく通行できるだろと郡山南ICを降りて御霊櫃峠に向かう。今日は那須あたりをすぎると、車のフロントガラスに雨があたるようになってきた。郡山市にはいるころには東側は晴れているのに、これから向かう山沿いは雨雲が立ち込めている。山沿いには虹が見えている。 峠にむかう道路に入っていくと、道が狭くなって紅葉が綺麗に見えてきた。道は地図に表示されているように大きくジグザグに曲がっている。峠に到着するまでに対抗車に合わずに済んだ。
峠に到着すると、駐車場には1台も停まっていない。一歩外にでると、すごい強風。時々小雨であるが、郡山市内も見えている。これから登る山方面は雲がかかっているが本格的な雨にはならないような雲なので、準備して出発することにした。駐車場から見える最初のピークまではひと登りで到着。山頂の少し先に祠があった。この最初のピークは峠よりも強風。すこし下って次のピークに向かうころになると、みぞれが降ってきたが、すぐに雪に変わった。樹林帯の中なのでほとんどが落葉しているが風よけにはなる。山頂手前の鞍部からの登りになるころは、登山道脇の笹には雪がつくようになってきた。この鞍部からは山頂まではさほどないのでそのまま登っていく。
山頂は強風で、山名がある標識は北側が白くなっていた。時々雲が切れて、郡山市内や猪苗代湖が見えている。強風は、猪苗代方面からの北風で寒さがこたえる。山頂付近には風をよけるような場所がない。
登山日:2020年11月4日(水)
無線は、峠から出発する時点で小雨模様と強風だったので、いつもの設備で運用することはあきらめて、簡単にハンディ機とポールとRH-770だけをもっていくことにした。山頂についた頃には強風だったが、雪も止んでいたのでハンディ機にRH-770を付けて立ったままで運用。3回目のCQで、地元郡山市内の局から応答があった。この局は今年の夏にここで運用したことがあるとのこと。ここは強風で有名だそうだ。室内でハンディ機にホイップでワッチしていたら聞こえたので応答したとのこと。何とか1局交信できてよかった。その後、CQを出してみたが応答もなく寒いので直ぐに下山とした。ポールにRH-770をセットして少し高く上げれば違った状況になっただろうが、強風と寒さにはかてない。
峠から見える最初のピークまで下ってくると、手前からヘルメットをかぶった頭が見えてきた。石のゴロゴロしたピークには、大学生らしい男性が、自転車のヘルメットをかぶり、自転車にのる服装でピークにしゃがんでいた。強風で飛ばされそうと話している。薄着なのでかなり寒そう。峠まで自転車できたが、強風とお天気がよくないのでこれから猪苗代湖方面に向かうか迷っているといっていた。峠であと処理をしているときに、この若者は結局予定どおり猪苗代方面に下っていった。
自転車の後を追うように、猪苗代方面に下っていったが道は狭く紅葉を見物しながらだったので、自転車に追いつくことはなかった。しかし、湖南から猪苗代湖を通過して磐梯町に入るころには本格的な雨になってしまった。天気予報とおり、磐梯町はどんよりとした雲に覆われて、その後も雨模様であった。
交信実績
2m FM 1局