登山日:2021年8月5日(木)
2日目は焼額山、この山はスキー場の山なので冬に登ればリストの終点からわずかの時間で登れる山です。夏の季節はスキー場のゲレンデを登ることになるので、直射日光を浴びて暑くあまり登る人がいない山のようです。また、山頂付近もおよそ山頂らしくない湿原になっているようだ。そこで、陽が高くあがる前にゲレンデを登れるように早めに出発とした。
奥志賀高原に抜ける道から橋を渡り、志賀高原プリンスホテル入口横にある登山者用の駐車場に到着。まだ5時なので誰も駐車していない。駐車場の脇から林道が通じており、登山口の標識がある。
最初は林道をしばらく歩く。林道は分岐点が途中にあるが、直進する。
林道をしばらく歩くと、右側に登山口の標識がある。ここから登山道にはいる。
最初は森の中の登山道を登る。あまり勾配はきつくはない。
しばらく森の登山道を登っていくと、一旦ゲレンデにでる。
ゲレンデの斜面にはヤナギランが一面に咲いている。
再び、森の中の登山道になる。ここから次のゲレンデに抜けるまでは勾配がきつい登山道になる。
ゲレンデに出た。ここから山頂まではゲレンデを登ることになる。
視界がよくなってきたが、日差しもでてきた。
ゲレンデの登りはまだ続く
少し平らな部分にでた
ゲレンデ脇には花が満開
あと少しでゲレンデは終了
山頂手前のリフト駅が見えてきた。左は登山道(大回り)ですが、登りはゲレンデを登っていった。
山頂手前からは木道が設置されていた。
山頂にある新しい鳥居。(令和3年6月9日に建立)
鳥居側から
山頂の稚児池と鳥居
リフト駅近くにある案内板
この山は山頂が湿原でほぼ水平なので、SOTAの示すポイントではなく、稚児池を挟んだ広々とした反対側にアンテナを設置して無線を運用することにした。水面反射も期待できそうだがどうだろうか?。
山頂には7時前には到着したので、予定していた2mのFT8を運用しても誰もいないだろうと思ったので、まずは2mのFMにでてみることにした。アンテナはRH-770をポールに留めて3mほどにしてバンド内をワッチしてみる。数局聞こえているが内容から違法局のようだ。空きポイントを探して、CQを出してみるが応答がない。数回のCQのあと長野市のチェイサー局からコールがあった。2年ぶりのQSOとなった。交信の中でXYLさんが飯縄山に登っているとのことで8時くらいに山頂に到着の予定とのこと。時間が合えばワッチしてみることにした。SPOTにも上げていただいたので30分程FMで運用し、3局と交信できた。朝が早いのでワッチしている局は少ない。
次に、FT8を運用することにして2mをモニタするが何も見えていない。さすがに朝の7時過ぎでは誰もいないだろう。とりあえずCQを出してみることにしたが、しばらく応答がない時間が続く。応答がないだろうと写真を撮影しようとモニタから目を離して戻ってみると赤表示が見えた。モニタを見るとVVH局より応答あった。予定していた時間よりかなり早い時間であったが、ワッチしていただきSPOTも上げていただき感謝です。その後は早い時間にもかかわらずチェイサー各局からも応答があった。その後は2mは途切れたので、40mのFT8に変更。40mは賑やかで10局程交信して途切れた時点で無線は一旦終了とした。
無線設備をザックに保管したあと、小型のハンディ機を取り出し下山途中にワッチしてみることにした。稚児池の周りの木道を歩いていると2mFMで飯縄山移動のOZX局のCQが聞こえたので、QJX局との交信後にコールしてQSOすることができた。ハンディ機付属のホイップアンテナであったがお互いに山頂同士で見通し距離なので59で交信することができた。飯縄山はまだ登ったことがないのそのうちに挑戦してみよう。
運用実績
2m/FM 4局
2m/FT8 4局
40m/FT8 10局
下山は、稚児池の周りの木道を周回、いちど奥志賀側からのリフト駅側に出てから木道を進むと目新し鳥居があった。この鳥居は設置されたばかりで、令和3年6月9日に建立と銘板に書かれていた。鳥居側からの稚児池もよい風景だ。池を周回して木道を下っていき、ゲレンデにでる直前で地図に載っている登山道に入ってみた。この道はあまり歩く人がいないようで滑りやすく湿っている。登山道はゲレンデより大回りになっているので歩く人は少ないのだろう。
登山道からゲレンデに出て、あとはゲレンデを下っていくだけ。ゲレンデの両脇には多くの花が咲いて、腰の高さ程に茂っている。ゲレンデにでて少し下った標高1950m付近で西側に一面に咲いている花を見るために止まってなにげに同行パートナーが来るのを待って、花の話を始めたらガサと音がしたのでゲレンデの登山道先を見たら、5~6m程先に熊がゲレンデに咲く花と笹の近くから突然、森に向かって逃げていった。一瞬の出来事であった。立ち止まらずに進んでいたら目前で遭遇していただろう。話声で熊の方が先に気づいてくれてよかった。比較的見通しのよいスキー場の夏のゲレンデで熊と遭遇するとは思わなかった。登ってくる時の見通しのない森の登山道では、笛を吹いて熊除けとしていましたが油断をしてしまった。やはり山では熊がいることが普通であることを再認識した日であった。
夏の焼額山はスキーのゲレンデ登りが全体の7割で夏の登山は暑くなるが、ゲレンデ両脇の高山植物が咲いており、山頂は湿原となってすばらしいところでした。山頂は頂上とは思えなく、稚児池の付近は休憩もできるスペースも多く、夏ならではの楽しみがある。だだ、山頂からの眺望は期待しないほうがよいでしょう。