巻機山 <1967m> (JA/GM-016) 新潟県南魚沼市

巻機山 <1967m> (JA/GM-016) 新潟県南魚沼市

登山日:2021年8月27日(金)

桜坂駐車場(下山時に撮影)・奥が新しいトイレ

桜坂登山者用の駐車場に車中泊。駐車場にあるトイレは、近くの道の駅にもトイレが新しくなったとのポスターが張られているように、かなり綺麗になっていた。トイレは夜間は自動照明でした。
 木曜日の夕方7時ごろに到着すると、他に3台の車が駐車しており1台は車中泊の準備中。トイレに近いほうの駐車場にとめる。標高はあまり高くないので車内は暑く、扇風機を回しながら寝ることにした。夜半には猛烈な雨の音で目がさめて、網戸にしていたドアもすこし小さくした。雨が上がったあとは気温が大部下がって寝やすくなった。
 翌日は4時過ぎに近くの車の人の出発準備や新たに到着した車の音で目覚める。まだ外は暗いがすぐに明るくなってくるだろう。雲の切れ目から月が見えていた。雨はないが曇り空のようだ。薄暗い中、ライトをつけて出発していったグループがいる。車内を整理して、かるく朝食をとって5時過ぎに出発。出発時にSOTAにアップしようとしたが電波届いていなかった。

井戸尾根コース入口(下山時撮影)

駐車場の奥から林道をあるいて、橋を渡ると未舗装の第一駐車場があった。駐車場をすぎると直ぐに尾根コースと沢コースの分岐があり、今回は一般的な井戸尾根コースとして登山道に入る。

最初は土のなだらかな樹林帯の登山道が続く。昨日の夜半の雨の影響か登山道脇の草木は濡れて、登山道には水たまりがある。

四合目、四合5勺と登るに従って岩が多くなってくるが、樹林帯の単調な登りは続く。

木の根は滑りやすい

やっと5合目に到着。ここで小休止。この先もまだ樹林帯の登りが続く。

5合目を過ぎて登っていくと、ところどころで見晴らしがよいポイントがでてくる。ニセ巻機山の西に割引岳が見てきた。

六合目に到着。ここまではほとんどは眺望のない樹林帯の登りであった。ただただ登っている感じ。勾配はあまりきつくないので、淡々と登ってきた。

ニセ巻機山の登りに近くなると視界が開けると同時に日差しが暑く感じる。

ニセ巻機山への登りはほとんどが階段状になっている。今日は曇りがちなので日差しが弱いが快晴の時はかなり暑そうな登りになるだろう。いままでの登山道と違って解放感のある登山道なので登りでも気分的には楽な感じがした。

ニセ巻機山の山頂。ここまで登ってくるとあとは巻機山までの綺麗な稜線歩きになる。この先は、一旦避難小屋まで下ることになるが木道があるので気持ちの良いルートだ。だだ、この場所から巻機山をみると、下ってから登り返すように見えるので巻機山は遠くに感じる。

ニセ巻機山から巻機山方面、一度避難小屋まで下ってから登り返す。

巻機山避難小屋

避難小屋から巻機山へのルート

避難小屋からの巻機山

巻機山への登り。木道があり、途中に小さな湿原がある

湿原近くに咲く花

割引岳との分岐点に立つ巻機山の標識(ここは最高点ではない)。どうしてこの場所に山頂に標識があるのか不思議。

避難小屋方面を振り返ると、途中にある湿原が見える。眺望がよいので登ってきたルートがよくわかる。ニセ巻機山からは眺望がよい稜線歩きなので非常に気持ちがよい。あまり高低差もなく楽なコースだ。

巻機山への最後の登り。思ったほどの高度差はないので散歩気分だ。

山頂近くにも小さな池塘がある。苗場山のように池塘が点在しているとさらに気持ちがよいのだが。ここまでくると山頂まであとわずか。

 無線は最高地点で行うことに。巻機山の最高地点は特に標識は設置されていないので通過点になりそう。中央に石が積まれている。登山道以外にはいりこまないように柵があり、その柵を利用してポールを設置する。
 まずは、先日作製した40mバンドのラジアル分離型MicroVertを設置。地面の状況が乾いた小石のようで同調点が高めであったが、給電点を3m程に上げると同調点がFT8の周波数に近づいた。モニタを見ると多くの局がでている。しばらくモニタして空ポイントを探してCQを出すと順調に呼ばれる。SOTAの規定局数をクリアしたので、途切れた時点で2mに変更することにした。
 RH-770をポールの先端につけて3.5m程に上げる。モニタを見ても何も見えていない。しばらくモニタして、空きポイントでCQを出すと、数回のCQのあと応答があった。その後、SOTAのSPOTにアップしてCQを出しているとチェイサー各局からも応答があった。CQに対しての応答で、/Mと応答してきた局がいた。/1などと同様にシーケンスが進んでいかない。結局交信不成立となってしまった。
 無線運用中には、登山者から写真撮影を頼まれたり話をしたりでマイクをもって話しているわけではなく、タブレットを見ているだけなので無線を運用しているとは思われていないようだ。それでも結構おもしろい話が聞けた。休憩しながら無線運用をできるのは、FT8の利点の一つだろう。
 

 下山は登った道を下っていくだけ。避難小屋からニセ巻機山までの登り返しがあるが、半分は木道でさほどではない。ニセ巻機山を下って樹林帯に入るとあとはどんどん下る。下りの時間もながく飽きてくるころに5合目に到着。ここから先は1時間弱、下りは休憩込みで3時間ほどであった。駐車場につくと出発時より多くの車が駐車しており、さすがに平日でも百名山は人が多い。この駐車場は1日500円の料金がかかるが、トイレも綺麗で汚れた靴等を洗う場所が整備されており有料なだけのことはある。

◇交信実績◇
 40m/FT8 7局
 2m/FT8 12局

 

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