登山日:2022年9月18日(日)
SOTA QSO PARTYに参加する山は、当初予定していた山が通行止めともう一方も前日に登ってしまったので手軽にのぼれそうな福島県と宮城県の境にある一等三角点の手倉山に変更とした。113号線から登山口に向けて青葉集落方面に曲がり、ナビに従い青葉集落から登山口方面にまがると工事中で迂回路の案内が設置されていた。登山口方面の道路は手前から曲がるので問題ないようだ。すこし走ると、左側に「手倉山」と書かれて標識があった。ここからも先に登山口があるようだ。道が狭いが入ってみた。しかし、道はかなり狭く、地図で確認すると登山道のルートがなさそう。この季節では夏草に被われて厳しそうなのでこの先にあるルートは中止として、当初予定のコースとした。
しばらくナビの示す方向に車を走らせていると、右側に「手倉山」の標識を見つけた。標識の示す方向に林道のような道が通じている。地図上ではこの林道のような道は山頂の電波塔まで通じている。とりあえずこの林道のような道を車でいってみることにして入っていくと、少し走ると右側に民家があり奥は廃屋になっていた。このあたりまでは道の左右の夏草は刈られていたが、廃屋の先からは夏草等がかなり道に張り出している。道は舗装されて一本道だが、狭く側溝があるのですれ違いはできない。車での走行は諦めてバックして廃屋入口で転換して林道入り口まで戻り、入口近くにある駐車スペースに駐車することにした。
林道入り口から山頂までは林道が続いていた。歩いて約2.5km、40分ほどで山頂付近に到着。林道は尾根付近までの登り部分は舗装されているが、両脇からの夏草がかなり張り出している部分がある。尾根付近からは平坦になり、舗装がおわり砂利道となった。砂利道は広くすれ違いはできそうな車幅がある。この道は林道というようも、山頂にある電波塔のための保守作業道のようだ。道の終点には電波塔があった。手前にも電波塔があり、山頂は二つの電波塔の中間あたりの林道脇から登ったところになるようだ。林道の登りやすそうな地点から林の中を登ると、三角点と山名が書かれた丸森100山の標識があった。山頂は樹木に被われて眺望はない。電波塔があるくらいだから、樹木がなければかなり見晴らしがよいところだろう。
道路に「手倉山」への標識があった。曲がると直ぐに駐車スペースがあったので駐車。
山頂に続く道路(保守作業道)に入ると直ぐに駐車スペースがあった。車で少し先にいってみたが夏草等が道路にせり出していたので戻ってこの駐車スペースに停めて歩くことにした。
最初は未舗装の道であったが、すぐに舗装された狭い道になった。片側は側溝になっているので、車でのすれ違いは困難。
両側から草木がせり出している。写真ではわからないが急坂です。
道路脇には、草花が咲き乱れている。単調な舗装道路歩きにならずに済んだ。
保守作業道も半分くらい歩き、尾根になって比較的に平坦になると砂利道の広い作業道となった。ここからは広い作業道をひたすら歩く。
ほどなく最初の電波塔前に到着。山頂はこの先の林の中のようだ。
作業道終点にも電波塔がある。
終点から少し戻って登りやすいところから林の中に登っていく。
林のピークに一等三角点があり、近くに山名標識(丸森100山)も設置されていた。
無線は、山頂は木々に囲まれて枝が邪魔しているのですこし下がった林道脇でアンテナを設置することにした。今回はSOTA QSO PARTYに参加するので、まずは40mのFT8で規定局数を確保してから他バンドにでることにした。今回も適当な木の枝を利用して6m長のMicrovertを展開。FT8をモニタすると多数みえている。SPOTにアップしてからCQを出すと直ぐチェイサー各局からコールがあり順調に交信が続く。途切れた時点で20mにでることにして、アンテナを調整。ラジエータ長を4mにして調整するがなぜか送信するとSWRが悪くなる事象が発生。RG-174とBNCコネクタの部分で接触不良になっている。ケーブルをRG58に変更。今度は送信すると回り込みが発生してしまった。WiFi接続にすればよいが設定を変更するのも面倒なので17mバンドに変更。こちらは問題なく送信できるが、CQに対する応答がない。しばらく17mを運用したが受信レベルも低いのであまりコンデションもよくないかもしれな。40mバンド以外はMicrovertはあまりよくない。20m以上ではやはりIVやEFHWが良さそうです。
初めて登る山では山頂の状況がどうなったいるのか不明なので、どのアンテナで展開(持参)するか判断が難しい。今回はHFはMicrovertだけしか持参しなかったが、IVやEFHWも持参したほうがよかったようだ。
HFを中止して、2mにでることにした。まずは、2mのFT8を運用。東北の低山では2mのFT8は厳しいとは思ったが、予想したとおり交信に至らず。続いて、2mのFMに変更。CQを出すと直ぐに応答があったが、モニタを見るとLowBattryになっているので、バッテリー交換を伝えて交換。バッテリーは初めて実使用するラジコン用のリポバッテリー、2S1Pの4300mAh・ハードケースタイプをIC-705の背面から給電。QSOした局は地元・角田市のXBA局で、以前のハムフェアでお会いした人であった。地元の里山にも多数登っており、山に詳しいので昨日登った[点506]について聞いてみたら調べていただけることになった。次の局とのQSOが終了したときに、再度呼んでいただき「点506」MG-080は弁天山(べんてんさん)と教えていただいた。正確な位置を伝えることが難しく、山頂に神社のマークがあるツボケ山近く等、曖昧な説明で調査していだだきありがとうございました。また、池田・三角点についても影倉山(大森山)と山名を得ることができた。
山頂に滞在しているあいだは、台風の影響が感じられないようなお天気で薄日が差していたが、予報では徐々に悪くなっていくようだ。天候が持つようであれば、帰りがけに福島県の山に登ることにして、早めに無線を終了として下山。登ってきた保守作業道をそのまま下るだけなので30分ほどで駐車位置に到着。QSOの中で先にあるダムや牧場も景色がよいとのことでしたが、地図ではダム側に下りる道がないので今回はダム側に行かないで常磐道側に戻ることにした。相馬IC近くまでくると、雲が多くなって山沿いには黒い雲がかかってきた。帰りがけの山もお天気が悪そうなので、そのまま帰宅することにした。途中、福島県から茨城県にかけて豪雨であった。
■交信実績■
40m/FT8 11局
2m/FM 2局