登山日:2023年3月11日(土)
滝富士が近くにある点269を下山して二本川三角点の取りつき点のある林道にむかう。いわき上三坂小野線(20号線)から遠野地区に向かってしばらく走ると、「通行止め」の案内板があった。さらに進むとこの先15kmで通行止めとなっていた。距離からどうもトンネルの付近で全面通行止めのようだ。林道はトンネル手前から入った道路から分岐しているので、通行止めの手前になるだろうとそのままいってみることにした。しかし、二本川・三角点のあとで予定していた雨降山は大回りになるので中止とした。
ほとんどすれ違う車両もなく、山道の県道を登っていくと通行止めの手前で林道にむかう道にはいることができた。林道に向かう道は舗装されているが林道と同じように狭い。通行止めの区間をこの道路をつかえば迂回できそうですが、かなりの距離と状況が不明。地元の車も走っている形跡もないようだ。狭い道を徐々に高度を上げて登っていくとやっと林道の入り口に到達。
林道はゲートが開いていたのでそのまま進む。事前調査の地理院の基準点成果等情報では、このあたりから2.5kmほど先に尾根に向かうルートがあるように記載されていたので注意深く走行していったが、いくつかの廃作業道があるだけでそれらしき入口は確認できなかった。尾根に乗るために最短になりそうな場所まで車を進める。林道の路肩の広い場所の駐車して登れそうか確認。このあたりから登れそうではあるが、藪になっているのですこし車を戻して再度登り口を探すことにした。
車で戻っていき、広い駐車スペースがあったのでここに駐車して取りつき点を探すことにした。GPSの軌跡のとおりに数カ所ある廃作業道を入ってみたがよくなく、最終的にこの廃作業道から入っていった。廃作業道は下草が生えて、棘のある低木があるがよけながら登っていく。
廃作業道をしばらく進み尾根側に登り口をさがしていくと、廃作業道は徐々に尾根から離れていくようになったきたのと、歩きにくいので尾根側の檜植林地の先に空が見えて、下草もなく勾配も少ないので斜面を登っていくことにした。檜植林の斜面は登りやすかったので、もっと早く尾根側に登ったほうがよかったようだ。
檜植林の斜面を登りきると、尾根にでた。尾根は境界線の調査があったようで目印が点々とついていた。予想以上に歩きやすい尾根があってホットした。
尾根は笹で覆われている。尾根伝い境界線の目印や木に赤のペンキがあるのでそれに沿って笹を分けゆるやかな道を登る。
笹の尾根の途中には、馬頭観音の石碑があった。以前は道があったのだろうか
ここからしばらくはしっかりした道が続いていた。
最初のピークに近づいてくると、手前に岩がある。ひと登りするとピークに到着
最初のピーク。地籍図根三角点に到着。この先にある二本川・三角点よりも立派であった。ここまでは笹の中の尾根道は目印もあり勾配も少なく歩きやすかった。この先からは笹が密集して、ふみ跡が不鮮明になってきた。かろうじて、近くの木に赤ペンキがあるのが目印。尾根を外さないように、一旦くだって登り返すように進んでいく。
山頂手前の笹を分けて
山頂には石碑があったが何を書いているか不明。三角点は近くにあった。
地籍図根三角点に比較するとなぜかすごく地味な三角点であった。この先のルートも笹が深くなっていた。
無線はいつものMicrovertで40m/FT8を運用。ここもスマホが通じるのでSPOTしてCQを出すと順調にチェイサー各局と交信することができた。
■交信実績■
40m/FT8 12局
下山は、予定していた雨降山には通行止めで大きく迂回が必要になるので中止とした。時間があるので、登りは尾根の途中に上がってきたので、地理院の基準成果等に書かれているように尾根道を忠実に下っていけばよりはっきりとした林道からのルートがあると思われたので、途中から登ってきた廃作業道~林道に下らずに、尾根を忠実に下ってみることにした。
下山開始。ふみ跡が薄い笹を分けて尾根を外さないように。
登ってきたルートを過ぎて、檜の植林地帯を進む。
P727まで登ったあと、南側の檜植林地帯の尾根を下る。
この附近はふみ跡はない。ところどころにテープがあったが、林道にでる付近は一部が藪化してわかりにくい。
林道にでた。古いピンクテープがあった。この入口はわかりにくい。
出てきたところから10mほど林道を駐車位置に戻ったところで、山側の檜植林の中に標識があった。これが目印になるようだ。
林道を駐車位置に戻る途中にも木に赤ペンキのマークがある場所があった。
登りに使用した廃林道を通過して駐車位置までもどる。
二本川・三角点は尾根にでてからのルートは予想に反して笹の歩きやすい道があった。今回は南側の林道からトライしたが、北側の林道からのルートも考えられるが、笹に被われているので今回利用した林道から檜植林地帯で尾根にでたほうが楽と思われます。なお、P727から北側に向かう尾根は歩いていないので先がどうなっているかは不明です。