保呂羽山 <372m> (JA/MG-060) 宮城県本吉郡南三陸町

保呂羽山 <372m>   (JA/MG-060) 宮城県本吉郡南三陸町

登山日:2023年9月17日(日)

 保呂羽山は宮城県南三陸町に2カ所同名の山がある。地理院地図の縮尺では別の保呂羽山が表示(三角点があるので当然か)される、ということはSOTAの対象でない保呂羽山のほうが一般的な登山対象になっているようだ。みやぎ里山文庫では、「保呂羽山のある南三陸町は、歌津町と志津川町の合併により誕生した町。 旧志津川町には、二つの保呂羽山があり、地元では志津川港の西奥に聳える保呂羽山を『オトコ・ホロワ』と呼んでいる。 南三陸の海から眺めると、山頂に杉の大木の並木が見える志津川港に入港する船の目印になった風格のある山だ。 ちなみに、志津川湾の南に突き出た景勝地『神割崎』で有名な戸倉半島にある保呂羽山は、『オンナ・ホロワ』と呼ばれる」となっている。今回登る山は男保呂羽山のほうである。

 保呂羽山は夏の時期に登る山ではないが、今回の遠征の最後に登ることにした。「道の駅 さんさん南三陸」で休憩してから登山口のある集落に向かう。この川沿いも津波がきたところだろう。

一旦通り過ぎた、入大船沢の最後の民家の脇から登山道(参道)に向かう。民家の先に鳥居が見える。この鳥居をくぐっていくことになる。

保呂羽橋を渡り民家の脇を通過する

民家の脇を通過して、さきほど見えていた鳥居をくぐっていく。

直ぐに分岐点があるので、木の橋を渡って林道(参道)に入っていく。木の橋は苔むしているので、下に丸太がある部分に乗って渡っていった。

木製の橋を渡ると、しばらくは藪に近い急登が続く。この藪があるので、この時期の登山は適切ではないようだ。距離して半分近くはこの状態であった。

藪の急登が終わるとやっと勾配がすくなく歩きやすい道になってきた

参道がほぼ直角に曲がる300m付近にくると伐採された斜面が見えてくる。この伐採は麓まで続いているようだ。駐車地点からも見えていた。

檜の植林地帯から広葉樹の自然林の参道を進んでいく。勾配がなく歩きやすい道になってきた。山頂まではあと少し。

林道(参道)を進んでいくと、山頂付近にある保呂羽神社が見えてきた。神社境内に続く参道は夏草に被われてとても歩けるような状態ではないので、脇から神社に入る。山頂は神社の裏辺りになる。戻って、山頂に向かう。

杉の植林地帯と自然林との境あたりに薄いふみ跡があるので、このあたりから薄い藪に入っていった。さほどの距離はない

山頂付近には山名は特になく、ピークは大きな杉の木付近になるようだ。数メータ手前に「1世紀の森」の標識があった。山頂は木々に囲まれて薄暗く眺望はない。

 山頂付近の木々の枝がかからないような場所に、いつものMicrovertアンテナを設置。今回は、複数のバンドにでる予定なのでラジアルは分離できるタイプを接続。こんな山の中であるがスマホが接続できていたので、SPOTして40m/FT8から始める。チェイサー各局と順調に交信。途切れた時点で、20m/FT8に変更。20mも多くの局が見えているが、4Wではなかなコールバックがなく、チェイサー局を含め3局で終了とした。山頂にいる間に、林の遠くでガサガサと音がするので時々持参の鈴を鳴らしながら無線を運用。こういう藪山ではあまり長時間の運用はする気にならない。以外に虫が少なかったのが幸いであった。
 下山も後半は藪の中を下ることになるので、早めに無線は終了とした。下山は、伐採地の上部まで来た時に伐採地を下ればあの藪を通らないで下れそうだが、先は不明なので、登ってきた道をそのまま戻った。

宮城県の山カテゴリの最新記事

PAGE TOP