深高山、名前から想像すると、かなり高低差がありそうな山であるが、標高は506mの低山だ。この山は、石尊山への尾根ルートにある。
今回は、この尾根ルートの歩きはパスして深高山だけとし、下山後は近くの行道山にのぼる1日2山にトライする。
まずは、猪子峠を目指して車を走らせ、猪子峠のトンネル入り口で左に見える林道に入る。この林道(栗谷・松田線)は舗装されてそんなに狭くないので走りやすい。サイクリングの人にも遭遇した。
しばらく走ると、車が3台程度止まれる場所があり、その右側に登山道の入り口らしき道が見える。この入口には、特に登山道の看板はないが、鉄塔の巡視路になっているようだ。GPSで確認すると場所はあっているようだ。
入口からは歩きやすい整備された道があり、最初のピークにでると小さな祠がある。ここを左に尾根伝いに歩き山頂を目指す。ここからは、山頂直下までは勾配のすくない尾根歩きであるが、大きな石が道に居座っている。山頂直下は、滑りやすい急勾配の道で、トラロープが張られている。雨上がりの下りでは苦労しそうな場所だ。ここを上ると山頂。この勾配は、次に登った「行道山」からよく確認できた。ちょこっと尖っている感じを目で実感。
山頂は山名の標識があり、南側にベンチのようなものが設置されている。山頂はほとんど樹木に囲まれて展望がないが、木々の間からふもとの街並みがすこし見える。今日は快晴でよく晴れているが、山頂は風が強く木々の木の葉が風にあたり、かなりの自然音だ。
430のアンテナをセットして、無線機のVRを上げるが、木の葉の風で揺れる音でSPからの音声がかき消され良く聞こえない。山頂はほかに誰もいないので、SPからの音を上げて5局QSOして撤収。気温はこの季節にしては高めで、樹木で遮られているが、風は冷たくじっとしていると寒くってきたので、バナナとお菓子を食べて早々に下山。朝も早い時間であったので、誰にも会わずに静かな山行であった。