毎年登っている房総の鋸山。昨年の台風の影響で通行止めになっていた車力道ルートも解除されたので昨年と同様のコースで登ってみることにした。金谷の街はずれにある無料駐車場に到着するとまだ1台も駐車していない。海越しに富士山もよく見えている。ここから登山口までは歩いておよそ20分程度。金谷の町を歩いていくと河津さくらが満開に近く咲いているのが見えてきた。金谷駅を過ぎて観月台ルートの登山口を見送り、車力道の登山口までさらに歩いていく。
車力道の登山道に入ると、徐々に登山道脇に倒木が多くなってきた。いままでは車力道の石畳に気がつかなかったが、倒木により伐採されたので登山道が明るくなり苔むした石畳が車力道の歴史を感じる。この道を使って切り出した石を運んでいたのだろう。車力道ルートは前半は倒木が多くなっていたが、後半はそれほどでもなかった。日本寺へのルートとの分岐から先は急な階段がある。この階段は高さがあるので歩きにくい。この階段を上りきると山頂に続く尾根と展望地との分岐に到着。ここで休憩。
山頂へはあと400mと案内板に書かれている。多少のアップダウンを繰り返し、山頂への最後の階段を登る。山頂は木の枝が折れたようで少し明るくなった気がする。山頂にはだれもいないが狭いので写真撮影して無線を運用するために、一つ手前のピークまで戻ることにした。
登山日:2020年2月8日(土)
無線は山頂手前のピークで行なうことにした。山頂とは標高数メートルの差があるが誰もこないので無線運用にはよさそう。このピークにあった大木が台風の影響で根こそぎ倒れている。この根の部分にアンテナのポールを立てて運用することにした。根の部分が北側になるので風よけにもなる。しかし、これだけの大木が倒れているのでかなりの風が吹いたのだろう。
2mのFT8をモニタすると強力に入感している。場所もよさそうだ。CQをだすと数回のコールでいつものSOTAチェイサー局からコールがあった。その後、5局交信したあとで7M用のMicroVertアンテナを試験するためにアンテナを変更。SWRを確認するとかなり高い。どうも様子がおかしいのでコイルとコアをいれてあるケースの付近を触ると受信音が大幅に変化する。コアが入っているボックスから取り出す端子が内部でネジが緩んで接触不良になっているようだ。ボックスは蓋をネジ止めしているので開けることができない。MicorVertの実運用試験はあきらめて、いつものEFHWを近くの木を利用して展開することにした。
7Mはモニタ画面に多数の局が見えている。空きポイントをさがしてCQを出すと直ぐに呼ばれて次々と交信することができた。さすがに7Mはひらけていると、QRPでもFT8では多数の局と交信できる。低山では有効だ。
◆運用実績◆
・2m FT8:5局
・40m FT8:11局
下山は、観月台ルートとした。石の階段を下りていると、登ってくる人が多数いる。土曜日なのでやはり人は多い。石切り場から見上げる風景はやは鋸山らしい。観月台に下っていくルートも昨年の台風の影響が随所に見られた。斜面にあった樹木が崩れ落ちていて風景が変わっているところもある。山頂付近には多数の人がいたが、下から登ってくる人は少ないようで観月台ルートを下山中にあったのは3名ほどであった。ロープウェイ利用者が多いようだ。