小倉山(上堂平<三角点>近傍) <512m> (JA/IB-012) 茨城県久慈郡大子町/常陸大宮市

小倉山(上堂平<三角点>近傍) <512m> (JA/IB-012) 茨城県久慈郡大子町/常陸大宮市
小倉山 伐採地との上部境目あたりが山頂、右のこんもりした林の中が上堂平(三角点)
山頂付近 ピンクテープに山名「小倉山」と書かれている

 2016年4月に一度登っている上堂平(三角点)近傍に登ってみることにした。今回は、タバッコ峠から境界線に沿って尾根をたどっていくことにした。前回は、タバッコ峠から久隆方面に下った車道から斜面を登ってふみ跡をたどっていった。今回も途中からこの前回利用した登山道のような道に合流するかと思ったが、合流することなく伐採地点上部に着いた。結果から見ると、この山は境界線の尾根をたどらないで栃原新田側からの作業道を進み、伐採地を登るほうがよいようです。
 タバッコ峠の空きスペースに駐車して峠から尾根に取りついた。最初から急登。登りきると尾根に到着。ふみ後は薄いが境界を示す杭がところどころにあり、尾根をたどりながら歩いていく。徐々に木々の枝が行く手を阻んでくるようになり、さらに進んでいくと急に開けて伐採地の上部にでた。伐採地の先には目指す山頂が見えている。山頂の北と西側がすべて伐採されて荒涼とした感じ。伐採地の上部をたどり、目指す山頂方面に続く下降地点から一旦下る。下ったところが地図では栃原新田からの登山道のような作業道に合流。作業道は東の杉林に通じていて大回りして山頂に登るようだ。しかし、今回は伐採されて山頂が見えているので、この伐採地を登る方がよさそうなので伐採地と植林地帯の境目辺りを登ることにした。前回は大回りしたルートを登ったが最後は道はなく、軽い藪をかき分けて登ったので伐採地の方がよいと思った。いざ登っていいくと遠目では見えないが斜面にはバラのような棘のある植物が密集しており棘が痛い。山頂もこの棘のあるイバラのような植物が多く、持参した鎌でカットして場所を確保。伐採地は山頂近くまで作業道があるはずだが、荒れていて下からはどのように伸びているか不明なので、登りは直登とした。山頂は見えているが結構きつい登りであった。
 山頂は南側には杉林がのこっていて陽があたらず、北側は伐採されて見晴らしはよいが風がまともに当たって体感気温がかなり寒い。

登山日:2020年2月1日(土)

 

 無線は風が強いのでいつもの2mの2/3λヘンテナを2.5mほど上げて運用することにした。寒いのでアンテナの組み立ても時間がかかる。APRSを発信する間に、FT8のセットを行う。場所が開けているのでGPSでの時刻補正もすぐ終わりモニタ画面をみると出ている局が見えている。アンテナを南西に向けて、GLとFreeMsgを確認してCQを出す。何回かのCQのあと、いつものチェイサー局より応答があり、その後も順調に交信。/1を付けた移動局とは自動でシーケンスが進んでいかない。/Pどうしでないとうまく動作しないのだろうか。当局は/Pで運用しているがまだ/Pどうしでは交信したことがないのでなんども言えない。タブレットには無線マウス(FT8インタフェースに内蔵)を接続してソフトを操作しているが、寒さで手袋をしてマウスを握っている手が思わず震えてしまう。移動地やSOTA-IDをFreeMsgで選択するのも一苦労。同行のパートナーからも寒いので下山しようとの話があり、9局程交信した時点で撤収とした。6mとHFのアンテナも持ってきていたが残念ながらアンテナを広げることなくザックの重しとなってしまった。
 ここは伐採が進んで見晴らしがよくなったが、まともな登山道はなく登山の対象にはならないような場所。ここを目指して登ってくる人はあまりいないだろう。伐採地はいまだに植林されていないのでそのうちに藪化してしまいそうだ。また、残っている南側の伐採が始まると入山はできなくりそうです。南側の伐採が終わると、この山頂は禿山のようになり見晴らしもよくなり無線の飛びも期待できそうですが、伐採地が殺伐としてなんともいえない風景になりそうだ。

◆運用結果◆
 2m FT8 : 9局

 

下山は登ってきた道を戻らずに、伐採地を下って栃原新田側に下りて車道をタバッコ峠まで戻ることにした。伐採地点の上部から下を見るとところどころに伐採地につけられた作業道が見えている。直で下りながら一部作業道を歩くが、作業道も途中で崩れていたりしている。栃原新田側からの地図上にある道に合流しても作業道はかなり荒れている。大雨が降ったらさらに荒れてしまいそうだ。荒れた作業道を下っていくと林道のような道になり、その先で道が流されてなくなっていた。残っている脇の道を渡りさらに下っていくと、民家の屋根が見えてきた。舗装道路に出る少し前に左に曲がる道との分岐点があった。直進して舗装道路にでたが、左にいっても舗装道路にでるので左側に行った方が近道になるようです。なお、この栃原新田側から登るときは、この道路に下りた地点に駐車スペースがありました。また、近道になる道は車が侵入できないように丸太などで通行止めになっています。
 今回は、タバッコ峠から境界沿いの尾根(ふみ跡は薄い)を登って周回しましたが、北側の伐採が進んでいるので栃原新田側から往復したほうがよいでしょう。だだ、伐採地の登りは斜面に棘のあるバラのような植物が生えているので、対策を考えた準備が必要です。

 

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