伊予ケ岳(2020年) (336m)  千葉県南房総市

伊予ケ岳(2020年) (336m) <JA/CB-009> 千葉県南房総市

 

伊予ケ岳 北峰・三角点

 伊予ケ岳も昨年の台風の影響で登山道が大部荒れて倒木も多くあったが、1月ごろから往復できるようになったようだ。安房高山から君鴨トンネルを通過して長狭街道を伊予ケ岳登山口のある平久留中に向けて車を走らせる。駐車場に到着すると、1台だけ県内ナンバーの車が駐車していた。今日はあまり天気もよくなく、平日なので登山者もあまりいないだろう。山頂で無線を運用するには、人がすくないほうがやりやすい。また、この山は山頂直下の標高差50mはロープがあり、週末の人の多いときはここで渋滞してしまうことがある。
 登山道に向かうと、登山口近くは工事中でした。登山道に入ると、登山道脇の梅の木が満開ですでに散り初めていた。しばらく登っていくと、倒木が多くなり部分的に登山道が流されていたところが複数ある。途中の東屋も周りにあった杉の木がだいぶ倒れて、手前には杉の大木が横たわっている。ここから嶺岡中央林道側に通じる登山道は多数の倒木が見えている。こちらのコースは歩けなさそう。
 東屋の先からはロープの張られた岩場になる。このあたりは大木もあまりないので倒木による影響はなく、以前とあまり変わらない状況でした。岩場の手前に登山用のストックが2本脇に置いてあった。先行者が荷物になるので置いていったようだ。岩場を上りきると山頂に到着。双耳峰の南峰には先行していた夫婦連れが山頂脇のベンチで休憩中。お互いに、「ほかに登山者がいるとは思わなかった」とあいさつ。隣の三角点のある北峰にそのまま向かう。一旦下って、北峰に登る手前には小さな倒木があるが問題なく通過。北峰には誰もいなかった。山頂に誰かいるときは、山頂の先の尾根で無線運用を行うことにしていたが、誰もいないので北峰の山頂付近で休憩と無線運用を行うことにした。1時間以上いたが、誰もこなかった。お天気が悪く、どんよりとした雲に覆われて伊豆半島が霞んで見える程度であったが、麓の富山や東京湾方面は箱庭のように見えている。400m未満の山がほとんどの千葉県では、一番眺めの良い山になると思われます。唯一、「岳」がつく山名です。

登山日:2020年2月14日

 

北峰 三角点近くの2m 2/3λヘンテナ どんよりとした曇り空

 

 無線は、ここでもまずは40mのMicroVertアンテナを設置して運用することに。安房高山と同様に設置したが、周りの環境が違うのでSWRが高めになっている。今回はアナライザを出さないで、817のSWR目盛りで低くなる点を探しながらケーブルの位置を変えた。目盛り1個になったのでバンド内をワッチして、空きポイントを探す。さすがにこの時間になると多くの局がモニタ画面に表示されている。CQを出すと直ぐにコールがあり順調にSOTA規定局数をクリアできた。やはり、平日の低山では40mバンドは活用できそうだ。この伊予ケ岳のように山頂が狭い場所ではMicoroVertアンテナは使える目途がついた。ただし、MicoroVertは各バンド専用になってしまうので20m用もあるが、40mだけをもってくることになりそう。アンテナの展開場所があるときは4バンド用のEFHWと使い分けしていこう。
 続いて、予定時間近くになったので2mの2/3λヘンテナに交換。モニタ画面には平日なので1局も見えていない。とりあえずCQを出すといつものチェィサー局から応答があった。コールはあったが、リポート交換のシーケンスが進んでいかない。どちらかに問題があるかもしれないが、時々違法局のFMが聞こえていたので影響があることも想定される。ただ、他局との交信は問題なくできていた。その後も、CQを出し続けるが、平日の2mFT8では出ている局が少ない。それでも30分で6局と交信することができました。交信していただいた各局ありがとうございました。

◆運用実績◆
 2m FT8/ 6局
 40m FT8/ 6局

山頂(北峰)での休憩(無線運用)時間を含む

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