八溝山の東側にある大笹山は山深くあまり訪れる人がいない山で、登山コースもいくつかあるが記録がすくない。標準的にはヤシオの咲いている4月末から5月にかけてが登山の季節ようだ。この標準的な、「ふれあいの森」からのコースはヤシオの咲いている季節はよいが、この季節は距離が長くなるので大部前の記録にはなるが、林道から山頂南にあるP751に続く尾根を登っていくルートを参考とした。
矢祭町に入り、久慈川にそって北上して真名畑トンネルを抜けて佐ケ草の集落を通過、佐ケ草の最後の集落をすぎると道は未舗装となった。未舗装の手前に、工事中で通行止めの看板があったが、工事期間が令和2年3月末までになっていたのでもう終わっているだろうとそのまま進むことにした。林道の分岐点の入山までは特に工事の様子はなく、未舗装であるがよく整備された道路であった。畑の沢林道との分岐点である入山には、工事用の建物が2棟あった。この分岐点には広い駐車スペースがあったので、ここに駐車することにした。「畑の沢林道」はこの入山の分岐点からも走りやすい広い整備された道が続いているが、ゲートがあるのと情報があり、ゲート付近の状況は不明なのでここからは車では向かわないことにした。実際は、この分岐点から200m程先にしっかりしたゲートがあり、通行止めになっていた。なお、ゲート手前には空き地があるので数台は駐車可能でした。
「畑の沢林道」はよく整備されており、幅も広く普通の車でも楽に走行できるような状況でした。林道を40分程あるき、沢から離れ大きく曲がり林道を登っていき、2つ目の尾根が交差する地点がP751に続く尾根になる。登りやすい取りつき点があったので、そこから登ることにした。なお、この尾根ルートはテープ等は一切ありません。尾根は植林(檜)と自然林の境目辺りにそっている。小枝がだいぶあり歩きにくいが藪ではないので枝の跳ね返りに注意すれば問題はない。しばらく小枝と格闘すると尾根には笹が出てくる。笹の中を登っていくとP751に到達。特になにもないが、ピーク付近の木に消えかけた赤のペンキマークがあった。このピークからは笹が深くなった鞍部に下りると、廃作業道が現れるが藪道になっていた。ここから、笹を分けて一般ルートの尾根まで登るのが正解であったが、平行して廃作業道があったのですこし歩いてみることにした。最初は歩きやすい道であったが、徐々に棘のあるバラのよう樹木が増えて歩きにくい。途中から笹を分けて尾根にでることにした。尾根にはふみ跡は薄いが笹の中に続く登山道が山頂まで続いていた。笹の尾根道は勾配もあまりなく直ぐに山頂に到着。山頂は山名のとおりに笹に覆われて樹木もあり眺望もない。地籍図根三角点を示す白い杭が笹の中にポツンと立っていた。山名を示す山名板等はなく、近くの小さな木に赤と黄色のテープが山頂を示すように巻かれていた。2等三角点は地籍図根三角点の近くの笹に埋もれるように佇んでおり寂しい山頂であった。三角点は笹が茂ったらまた隠れてしまいそう。山頂手前からの北側は先日の雪が少し残っていた。
登山日:2020年3月25日(水)
無線は風が少しあったので、陽のあたる斜面の倒木をベンチ代わりに利用することにした。まずは、2mFTを運用することにして、2/3λのヘンテナをセットする。タブレットのモニタを見ると、いつものチェイサー局が交信しているのが見えていた。とりあえずSOTA-IDを送信して送信状況を確認。見えているのでCQを出していれば、交信後に呼んでいただけるだろうと思いCQを出すことにした。数回のCQのあと交信することができた。福島の低山であるがなんとか届いているようだ。その後、先日大持山でお会いしたSOTA仲間からも応答があった。同行のパートナーからは4局交信したたら下山しようとの要望があったので、4局交信したので終了とした。呼んでいただいた各局、交信ありがとうございました。
下山はP751に曲がる地点までは、通常のルートを利用することにた。尾根から笹を分けてP751まで登り返す部分がわかりにくい箇所でした。
◆交信実績◆
2m FT8/4局
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