御殿山 <364m> (JA/CB-004) 千葉県南房総市

御殿山 <364m> (JA/CB-004) 千葉県南房総市
御殿山の山頂と三角点 2019年の台風で山頂の木々が倒れている

 冬の期間は房総の山が手ごろ。今日は予報では暖かいが風が強くなるようだ。御殿山だけでは物足りないので、先の大日山まで往復することにした。昨年も同じ時期に登っているが、その時は前年の台風の影響で御殿山から先は倒木により通行禁止となっていた。あれから1年過ぎて、登山道の倒木は整備されて通行できるようになっているようだ。御殿山からは往復2時間程度をみて出発。
 駐車場からこれから向かう御殿山方面にある大黒様が見えている。水田の中の町道を進み舗装道路が急坂になると道路脇にロウバイと梅が咲いている。昨年もロウバイが咲いていたことを思い出した。この舗装の急坂は結構きつい。最後の民家を右に見えると、やっと登山口に到着。半分くらい登った感じ。ここからはさほどの急登はなく、ほどなく御殿山への直登と大日山への巻き道の分岐に到着。御殿山は帰りによることにして、巻き道を大日山に向かう。
 巻き道を進み御殿山からの合流地点までは落ち葉の積もった斜面を進む。合流地点からはツバキの回廊になり適当な場所でアンテナポール等を登山道から少し入った場所にデボ、その先からは急激な階段のアップダウンが続くのですこしでも軽くする。この階段は先が見えないくらい急激。帰りはここを登り返すことになる。登り返した鷹取山は御殿山とは標高はほとんど変わらない。ハイキングコースの標識がある。直進して進むと階段のアップダウン。ほどなくして宝篋山(宝篋印塔山)に到着。宝篋山から大日山まではあまりアップダウンのない登山道になるが、この先からは2019年の台風の影響で登山道には多数の倒木があり、う回路が設けられていた。。だいぶ整備されているが、周りの木々がだいぶ倒れている。この辺りが風の通り道になったようだ。
 緩やかな登山道を登ると、大日山に到着。山頂は眺めがよいはずだが、今日は霞んでいて伊豆の島々は見えなかった。山頂にある祠の近くでは水仙が咲いて春を感じる。この山の由来が書かれている案内板によると、山頂に水仙と桜を植えたそうだ。山頂には桜の大木が数本あった。春には見事な桜が咲くのだろう。山頂で風があたらない場所を探して、休憩とした。
 御殿山に向けて、登ってきた道をそのまま引き返す。途中にある急激な階段がやっかいだ。御殿山までは往復同じような時間がかかった。距離の割には歩きがいのあるコースだ。御殿山までは容易ですが、大日山までの往復は意外にきつい。でも、変化に富んだコースで房総らしい。往復ではなく、大日山から御殿山に抜けるルートであるとよいのですが、車では難しい。
 御殿山に到着すると、土曜日なのに誰もいなかった。山頂は昨年と同様に台風の影響が残って、御殿山のシンボルであるマテバシイの大木が半分折れて枯れかかっている。ここからの風景は素晴らしい。今日は霞んでいるので遠くがみえないが、伊予ケ岳や富山など箱庭のように見える。しかし、予報通り山頂付近は風が強い。

登山日:2021年1月16日(土)

 

大日山の山頂と三角点

 

6mバンド用の短縮V型ダイポールを木の間に設置
40mバンド用のEFHWを斜面に展開

無線は東京湾方面が見える方向にアンテナを向けられる尾根伝いに設置することにした。ちょうど倒木が座れるように置いてあるので、それを利用することにした。近くにLアングルでポールを止めようとしたが、Lアングルはあまり深くささらない。とりあえず、6mの短縮V型DPをセットして3m程上げる。6mFT8を見ると数局見えている。送受信を確認後空きポイントを探しCQを出すと直ぐに呼ばれる。1局交信後、2局目になった時に信号がなにかおかしい。みたら、アンテナが風で後ろ側に倒れて隣のツバキの木に引っかかっていた。Lアングルで止めるのは深さがたらないので、近くの木(アジサイ?)の間にポールをセットしなおすことにした。この間に交信していただいた局には迷惑をかけてしまった。アンテナの方向も東京方面からずれているが、かなり風があるのでそのまま交信を継続。SOTAのSPOTにアップしたのでチェイサー各局から応答があり、呼ばれなくなった時点で20mに移ることにした。
 この時間になると、山頂には家族連れをはじめ登山者が増えてきたので、20mのEFHWをどこに展開するか検討。山頂付近の台風の影響で折れた木を利用するのが最適だが、日影で風があり寒いので、日当たりのよい山頂前の開けた斜面に展開することにした。斜面下にある樹木の間にポールを入れてアンテナ線を伸ばすと、時々吹く強風でポールが倒れてしまったので、途中から同行のXに強風のときに抑えてもらうことにした。20mバンドはまずはSPOTに上げてからCQをだすことにした。SOTAでよく使用する、14.092はモニタ画面には何も見えていない。しばらくCQを出していると、台湾から応答があった。このポイントではその後もCQを出していたが結局、1局だけであった。その後、通常の周波数である14.074をモニタすると多数の局が見えている。それなりに開けているようだ。空を探してCQをだすと、しばらくして北米から応答があった。その後、台湾や国内からも応答があった。20mで4局交信した時点で終了とし下山。
 御殿山の直下の下り登山道で見覚えのある夫婦連れに遭遇。以前、茨城の宝篋山お会いしたFUI&LRK局であった。さすがにLRK局は元気ですね。この季節に、半そでTシャツ姿はビックリです。

 

◇運用実績◇
 6mFT8 7局
 20mFT8 4局

 

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