十石山 (718m)  福島県石川郡平田村/田村郡小野町

十石山 (718m) <JA/FS-144> 福島県石川郡平田村/田村郡小野町

登山日:2022年11月26日(土)

 十石山、通常は「じゅっこくさん(やま)」と読めるが、地元では「じっこくさん」と呼ばれているようだ。山へのルートは、点の記では東側の境界線から登ったように記載されていたので、はじめに東側の登山口まで車で移動。峠の辺りが境界線がある場所になるが、車道からは崖のようになって登れそうもない。塩庭集落に下ったあたりに道のようなあとが2カ所ほどあったが藪化していた。登山口の標識もなく、尾根までのルートもかなり藪化しているようなのでこのルートからは中止とした。事前の検討で、北から新しく林道が通じているとの情報がありgoogle-Earthでも林道が確認できたので、林道終点までいってから尾根に登ることにした。東側の境界線の峠にくる時に見えた林道は、工事中で入口で通行止めになっていたので今回は歩いていくことになる。

やはり林道入り口は橋のあたりで工事中で全面通行止めとなっていた。駐車位置に到着した頃は雨が降っていた。橋に続く道路脇は工事事務所があり数台の関係車両が駐車したいたが、雨模様なので本日は工事が中止となったようで、登山の準備をしている間に工事関係者車両は移動していった。橋の手前が工事なので、あぜ道を利用して十石川沿いに進み橋を渡って林道に進んでいった。

林道は工事中で通行止め。まだしばらく工事が続くようだ。橋の先からの林道は工事が終わっていた。(下山時撮影)

林道途中から林道入口方面を振り返る。立派なコンクリート舗装。

林道は一部が未舗装でしたが、ほとんど舗装。急坂部分はコンクリート、通常部分はアスファルト舗装。林道終点の手前からは砂利道であるが、広い幅の林道になっていた。

 林道の終点に到着。林道はおよそ1.7kmで30分程度の歩き。終点まで車で来れると山頂までは楽なのですが。しかし、この林道は幅も広く、距離もなく、通り抜けるわけでもないのに立派な林道。木々の搬出につかうのだろう。
林道終点で西側からの尾根に乗るために杉林の中の斜面を登る。杉林の取りつき点は棘のある木が茂っているので、薄い箇所から突入。

 杉林は落ち葉とシダで歩きにくい。斜めに登っていく。杉林を登って尾根にでると、薄い藪の尾根道となった。すこし進んでいくと、昔登山道だったような轍があるようにみえるが、今は雑木林の一歩手前。

慎重に進んでいくが、山頂近くになってくると藪が深くなり、少し東側にある杉の植林地帯にはいる。すこし進み杉の植林地帯を抜けて山頂方面にむかう。 

 すぐに大きな石のような塊が見えた。点の記によると、山頂は2カ所の石に囲まれているとのことなので、石を乗り越えて藪の中を進む。GPSで確認すると山頂近くのはずだが、三角点がみつからない。藪の中をしばらく探すと、三角点を示す地理院の白い杭があった。三角点の石柱は少し周りを掘ってみたが落ち葉と笹に埋もれているようでみつからない。手前に苔の石柱があったが三角点ではなかった。

杭の近くの小枝に「十石山」と書かれた山名板があった。山頂を探している間に、小雨となったので写真だけ撮って近くの杉の植林地帯に避難することにした。これから先、下山する頃まで小雨であった。

 無線は、小雨なのでロケがよくないが雨をさけるため杉林の中で行なうことにした。杉林の中は斜面になっていた。いつものMicrovertを斜面に刺すが軟らかくアンテナが斜めになっていた。SPOTにアップしてCQを出すとチェイサー各局からコールがあり、順調に進んでいったが途中からこちらからの信号がうまく届いていないようで、RR73にたする応答がない局が数局つづいた。パートナーからアンテナの先端が杉の枝に接触していると言われた。どうもSWRが悪化していたようだ。雨は降り続いている。規定局数はクリアできたようなので待機局には申し訳ないが無線は終了とした。無線設備を撤去して、下山を開始する頃になると雨は上がってきた。下山は、しばらくは藪の中を歩くことになるので、上下雨具の完全防備で出発。
尾根道から林道終点まで杉林を降下して林道に出たときには雨は完全あがり、少し青空ものぞいている。

■交信実績■
 40m/FT8 6局

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