小野子山~中ノ岳~十二ケ岳のルートはいくつかの登山コースがある。今回は楽にのぼれそうな赤芝登山口から小野子山に登り、中ノ岳を経由して十二ケ岳へ、帰りは中ノ岳を経由して小野山との鞍部から小野子山林道に下りて、林道を赤芝登山口まで歩いて戻る周回コースとした。しかし、このコースは中ノ岳と小野子山の鞍部から下る道が、鞍部の標識から先が直ぐに舗装林道(落ち葉で埋もれているが)になっており、そのあとは林道を延々と歩くことになるので意外に大変でした。小野子山に登り返して来た道を戻ったほうが時間もかからずに結果的にはよいような感じがしました。
赤芝登山口は林道の脇に標識がある。手前に4-5台の駐車スペースがあり、そこに駐車。他に駐車している車はなく下山時も同様でした。この季節はあまり登る人はいないようです。前日の「道の駅 中山盆地」から見えるこの山々は結構なアップダウンがある。小野子山への登りは比較的になだらかそうに見えていた。登山道に入るとごく普通の登山道、少しのぼると作業林道に合流。この作業林道はコンクリート舗装されて、結構な勾配がある。登山口からの登山道と比べても勾配があり歩きにくい。舗装林道をしばらく進むと、通常の登山道への入り口が見えてホットする。
ここからが本格的な登山道で、木の根が張り出している登山道を登っていく。登山道が明るくなってくると、途中の休憩ポイントに到着。ここで休憩とする。この休憩ポイントから山頂まではあとわずか。山頂はまだ誰もいない。木々の葉が大部おちているので見晴らしはよいほうだ。
登山日:2019年11月2日(土) 晴れ
無線は予定より早く到着したので9時までに4局交信する予定で、2mのFMを運用することにした。空きポイントを探してCQを出すと、いつものVVH局からコールがあった。その後、2mFMでコールするが応答がないので430FMに変更。430で3局交信後、次の十二ケ岳に移動する予定があるので早々に終了とした。下山後にメールを確認すると、ZLで20mのFT8をワッチしている局がいたようで申し訳なかった。当日の朝にリフレクターを確認しておく必要があるようだ。
小野子山からの下りはそれなりに勾配があるが、ロープなどを必要としない程度である。このコースでは、次に登る中ノ岳への登りが一番つらいところ。結構な勾配がある。小野子山に登っているので疲れがでるころだ。中ノ岳から下り、十二ケ岳への登りは男坂と女坂に分かれている。男坂は急こう配で女坂は周り道になるが勾配がすくないようだ。同行のパートナー希望により時間がかかるが勾配のゆるそうな女坂に向かう。
女坂は確かにゆるやかではあるが距離が倍ほどあり、トラバースぎみに落ち葉の登山道を歩いていく。途中、祠があり落ち葉がつもった登山道は道が不鮮明な箇所がある。やはり、登りには男坂を使うほうがよさそうです。しばらく登ると、「JR小野上温泉駅」との分岐となる尾根に到着。ここから十二ケ岳への山頂までは片側が切れ落ちた登山道を伝っていくとまもなく山頂に到着。山頂は誰もいなく、360度の大展望。遠くの山々が霞んでいるがすばらしい風景だ。風もなく日差しもあるのでちょうどよい気温。夏だとさえぎるものがないで暑く、冬は風が吹いたら寒くていられそうもない山頂だ。
無線はここも2mのFMを運用することにして、山頂の端にRH770を3m程あげて設置。空きチャネルを探してコールすると順調に応答があり5局交信した時点で、6mのFT8に切り替えて運用することにした。6mのV型短縮ダイポールにアンテナを交換して、6mのFT8を見ると数局見えている。空きポイントでSOTA-ID送信後に、CQを出すと順調に呼ばれる。SOTAチェイサー各局とも交信できた。6mのFT8も面白そうだ。アンテナをSKYDOORにすればもっと飛ぶだろう。
下山は、中ノ岳を登り返して小野子山との鞍部から小野子林道に下ることにした。中ノ岳への登り返しは、小野子山からの登りよりは楽で中ノ岳に着くと夫婦連れが休憩していた。雨乞山を経由してきたとのこと。中ノ岳を下って林道への分岐点に到着。
この鞍部から小野子山林道への下りは距離はあるが比較的になだらかそうに地図では見える。しかし、この分岐標識からくだると直ぐにコンクリート舗装の林道になって延々と落ち葉の積もった舗装林道をあるくことになった。林道も後半になると土や砂利になって作業用の車両がみえてくる。木の伐採と運び出しを行っているようだ。小野子山林道に出てからも長い舗装林道歩きが続く。途中に展望地があるが変化のない林道歩きがあきることにやっと出発地点の赤芝登山口に到着。林道を歩いているときも1台の車にも会わなかった。やはり、舗装林道あるきは疲れる。
「道の駅 中山盆地」にあったハイキングコース案内パンフレット