白猪森 <714m> (JA/FS-145) 福島県二本松市

白猪森 <714m> (JA/FS-145) 福島県二本松市

登山日:2022年12月4日(日)

 前日は[道の駅ふくしま東和]で車中泊。日帰り温泉は「名目津温泉」を利用。道の駅は、裏側の大きな駐車場には他に1台だけ駐車していた。今日は1座だけなので明るくなるころに起床。昨日よりは寒さは感じなかった。軽く朝食をとって登山口にむけて出発。

登山口に続く林道の入口に到着。林道の先に「白猪森入口」の標識が見える。登山口まで1.4kmのようだ。林道は狭く、先が不明なので林道の入り口近くの電波塔のあるスペースに駐車することにした。林道は最初は舗装されている。しばらく歩くと左に太陽光パネルが設置されているところに到達。

太陽光パネル設置の先から林道は薄暗い杉林になりダートとなる。

杉の枯れ枝が散乱する林道を進む。途中、作業道との分岐点があり右の広い林道を登り気味に進んでいく。

しばらく林道を歩くと「白猪森山頂」を示す標識が藪の中にあった。矢印の示す方向も夏草が枯れている深い藪状態。

登山口から斜めに登っていくが、その後も相変わらず藪が続く。

夏の時期はとても登れそうもないような登山道。あまり歩かれていないようだ。全身に夏草の多種多様の種がお土産となった。取り除くのが大変だ。

夏草の枯れた藪を抜けるとやっとまともな薄い登山道になった。ここからは、薄いふみ跡の登山道が続いていた。

カラ松の林になってくると山頂はあとわずか。夏なら林の中では何も見えないだろう。

山頂に到着。山頂はカラ松の林の中。山名と三角点が近くにある。

このカラ松林ではEFHWの展開はやりにくいので、枝にふれないようにいつものMicrovertを設置。SPOTしてCQを出すとチェイサー各局と順調に交信が進む。何とか9時前に規定局数を達成、9時以降も順調に呼ばれる。

■交信実績■
 40m/FT8 18局

 下山は登ってきたルートは藪が多いので、南西側の尾根を下ることにした。南西側の尾根へのルートは登ってきた道を少し下っていくと、どちらかというと真っすぐに下る方向になっており、こちらの方はふみ跡が濃いように見えた。ルートは自然林と植林帯の境目になっていた。途中大きな岩の脇を通過、下から見るとペンキで登りの矢印が付けられていた。途中の木々に数カ所テープが巻かれていたので、このルートは使われているようだ。

途中、小枝が邪魔するところもあったが概ね登りのルートよりは歩きやすい。

 林道に出た。朝登るときに通過した作業道が左に分岐する場所だった。今回は登りは登山口の標識がある位置から登ったが、下りに利用した南西尾根ルートを往復したほうが登りやすいようだ。特に、夏草が茂っているときは南尾根ルートはお勧めできない。
林道を歩いて下っていくと、空が怪しくなり雨がパラついてきた。駐車位置に到着して、後処理をしていると大きな牛を2頭つれた地元のおじさんが通りかかった。山に登ったのか?と聞かれた、白猪森はあまり登る人がいないとのこと。登山口からは藪だったことを伝えると、最近は整備されていないとのこと。ただ、数年前の亥年のときは賑わったそうだ。ヤマケイから町役場に問い合わせがあっても役場の人は白猪森について聞かれても知らなくあわてたそうだ。地元では羽山が有名で白猪森は知られていない。その時は登山道を整備したようです。その年はバスのツアーがきたそうです。また、山名になっているようにこの辺りの山は猪が多く、電気柵を設置していないと荒らされていたが、ここ数年の豚コレラの影響でいなくなってよかったと話されていた。すこし先の草地につながれた2頭の牛は草を食べることなくじっとしている。牛をあとに出発しようとしていたら、あと1頭つれてきた。牛がゆっくりと通り過ぎるのを待って出発とした。

 

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