登山日：2025年5月23日
川中島CCの周回道路の北側から富士ノ塔にむけて出発。川中島CCから富士ノ塔へは長野市内を横切ることになる。長野市内に入った時間が丁度通勤時間帯で、バスレーンが設定されている時間になり通過に予想以上の時間がかかってしまった。市内から戸隠方面に向けて走行し途中で湯山ー長野青少年錬成センター方面にまがり山道に入っていく。ナビに従って林道にはいっていったら、ひとつ手前の林道入り口であったようで狭く長い林道を走ることになった。ここは、先にある「清岳神社参道」から林道を入っていくことが正解であった。
林道への入り口 入り口にある「清岳神社」の標識が目印。長野市内から車道を上がってくると少し手前にも「富士ノ塔」の標識がある林道入り口があるが、狭く長いので利用しないほうがよい（登りに使用した結果から）
登山口 この手前に駐車
登山口にある林道の案内板 各方向に林道があるが山頂で交信した地元の人によると林道が徐々に荒れてきているところがあるとのこと 手入れが進んでいないルートもあるようです
神社の鳥居に向かう
参道脇には歌碑がある
参道の階段を登っていく
すぐに山頂の神社に到着 南北に見晴らし台があり眺望がよい
富士ノ塔の説明板
なにかの説明のようだが。。
方向指示がある石の台座には標高が1000mとなっているがどうしてだろうか
誰もいないので長野市内が見える見晴らし台にワイヤータイプのMicroverを設置。40mBはコンデションがよくないようで4局で終了、その後VX-3に付属WhipでCQをだすと長野市内の局と交信 ここはIC-705でU/Vも含めて運用すべきであった。車には積んでいたのですが。
■交信実績■
40m／FT8 4局
430／FM 1局
ネットでの山行記録等では「富士ノ塔山」が2カ所になっている
富士ノ塔山は「.922」の地点と神社境内の富士ノ塔と2カ所になっており、①地理院地図で「富士ノ塔山」と表記されている近くのポイントが「.992」と標高が表示されているので、この「.992」Aの地点を富士ノ塔山と呼んでいるケース YMAP、ヤマラン等で採用 なお、山頂に至る登山道はないが山頂に個人作製の山名板が設置されている
②Aより標高が高く、参道があり山頂に神社（浅間神社）があるＢ地点を富士ノ塔(山）と呼んでいる 地元自治体、ヤマレコでは山を付加しているがこの位置になっている SOTAは標高が高い地点を採用しているので、B地点の富士ノ塔を採用している
B地点は由緒ある神社がありこの地点は富士ノ塔と呼ばれているようだ。境内にある各説明板は富士ノ塔で統一されている。ただ、山としてとらえた場合は富士ノ塔山としているようだ 個人的な見解としては、地理院地図での山名表記が「.992」の近くにあり標高も明記されているので地図が公開された時に地図を見て[.992]を富士ノ塔山としてしまったのではないでしょうか。一方、神社のある場所は戦国時代から砦が築かれ見晴台、狼煙と呼ばれて国見山とも呼ばれていたようで長野市内が一望できる由緒ある場所であるが、三角点もなく標高も地図では明記されていないので地理院地図からの情報として山として見落とされたのではないでしょうか。 地元自治体の資料等を採用して、標高も高く由緒ある浅間神社のある富士ノ塔が富士ノ塔山にふさわしいと思われます
＊自治体資料（第三次長野市やまざと振興計画）から
１ 地域の現状
（１）地勢及び歴史
小田切地区は、善光寺平西北部に位置し、いわゆる西山地域と呼ばれる地域に属し、標
高 998ｍ注１)の富士ノ塔山を頂点に、東西 5.9km、南北 5.6 km の範囲で、高低差 500ｍの
急峻な地形に小規模な集落が点在しています。
「小田切」の名は、鎌倉時代に、地頭小田切氏が領有していたことによるといわれ、古
くから開けた土地で、馬神・川後からは縄文時代の石器・石製品が出土し、馬神や吉窪に
は古墳群があります。．．．．．．
観光面については、富士ノ塔山への登山や小田切八景などについて観光資源として活用
が図られるよう、住民自治協議会が取組を続けています。富士ノ塔山頂には、展望台や案
内板が設置されており、南は川中島平から、浅間山、菅平が望め、北は戸隠連峰、飯縄山
等の眺望を楽しむことができます。
注1)この地元自治体の資料では標高が998mとなっているので、山頂（神社境内）にある12面の石碑の上にある標高を表示している石が1000mとなっている理由が解った。998m＋石碑の高さ2mを加えて1000mとしているようだ。標高の998mはどこからもってきたのだろうか？
