前高倉山 <1460m> (JA/TG-029)  栃木県日光

前高倉山 <1460m> (JA/TG-029)  栃木県日光

登山日:2023年4月23日(日)

林道・湯西川前沢線は入口で全面通行止めとなっていた。ゲートは開くようにはなっていなく、完全に閉鎖されていた。入り口付近の広い場所に駐車して出発。

ゲートを超えて林道を振り返ったところ。

林道は整備されておらず、倒木もあった

林道らしいところもあるが。

崩れているところも数カ所あった。

 林道を調子よく歩いていくと、登り口を通り過ぎてしまい戻る。ここが登り口になるようだ。特に目印などは一切ない。擁壁の切れ目から登るようになる。ここからは登山道はなく、ふみ跡もなかった。ひたすら斜面をジグザグに登って最初の尾根を目指す。

尾根を乗り越えて少し進むと。目標の前高倉山(高倉山本峰)がそびえるように見えてきた。

一旦コル部分に下って、登る方面をみると右側は大きな岩になっている。すこし左側(西)にそって斜面を登っていく。山頂手前から尾根にそって登っていったが、最後は木の根につかまって手前のピークに登ることができた。この尾根ルートは下りはきつそうだ。手前のピークあたりからは石楠花が密集してかき分けて山頂に向かう。距離はないが石楠花の藪はきつい。何とか山頂に到達したが、山名板やテープ類は一切ないなかった。山頂は狭く足元は石楠花が密集しており、持参した小型の椅子も設置できない。なんとかいつものMicrovertを設置したが、斜めになってしまった。無線機は、ここでもQDXを使用して40m/FT8にでることにした。不安定ではあるがスマホが使えたのでSPOTしてCQをだすと、チェイサー各局と交信することができた。この山頂では長時間運用する気分にならず、途切れた時点で無線は終了とした。HFを撤収後に、144と430をワッチしたが数局きこえるだけ。各バンドで数回CQを出してみたがコールバックはなかった。

下山は、登ってきた手前のピークを外して戻ることにした。すこし谷側に下り過ぎたのでトラバース気味に尾根にもどりあとは順調に下ることができた。林道側への下りは、擁壁の上にでてしまうと厄介なので登ってきたルートをGPSで確認しながら下った。この山は、石楠花の咲いている時期は花がみれてよさそうですが、山頂付近は石楠花のジャングルになるので土呂部~湯西川の道路が開通後の春先の早い時期のほうがよいと思われます。

 この山は、SOTAでは前高倉山となっているが、地理院地図では南西にあるP1426が前高倉山となっている。ヤマレコ等で確認すると、1460m峰は「高倉山本峰」となっているようだ。この附近は、高倉山、前高倉山があり1460m峰が一番高いところになるので、「高倉山本峰」と呼ばれているようです。YAMAPでは高倉山(本峰)と表現されているが、高倉山本峰がふさわしいようだ。

 

 

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