鳴蟲山 <725m> (JA/TG-059) 栃木県鹿沼市

鳴蟲山 <725m> (JA/TG-059) 栃木県鹿沼市

 鳴蟲山は読みが同じ名前の山が日光市にある。日光にある鳴虫山は今年の10月に登っている。同じ読みの鳴蟲山は鹿沼市にあり、あまり登る人のすくないマイナーな山のようだ。ネットでの情報によると、台風の影響で北側からのルートは大部荒れているようだ。南側からの法長内ルートについてはあまり情報がないが沢添のルートではないのであまり影響なないだろう。また、この山は山頂近くまで南側に麓から通じる林道が走っている。同じ山グループの人は以前にこの林道を歩いて登ったようだ。今回は、一般的な南側からの「法長内ルート」で登ることにした。

 ナビで上久我をセットして荒井川に隣接する県道までくると、数カ所で道路が陥没したりくずれていたりして片側通行になっている箇所がある。この前の台風の影響だろう。道路を超えて隣の田んぼに石が流されているところもあった。登山口に曲がる箇所には標識があるとの情報があったので注意して走行すると、左側に小さな「鳴蟲山」の標識があったので、ここから狭い道に右折して入っていく。すこし走るとY字路になり左側に入ると通行止めの標識の右側に登山者用の駐車場があった。個人の方が無料で提供している駐車場です。

 登山口は駐車場から林道の先に標識が見えている。舗装された林道をすぐに左に曲がると未舗装の林道が通じていた。この林道は台風の影響で進むほどに荒れてきている。道がクレバスのようにえぐれている。先を見ると伐採された斜面に林道が続いているようだ。この荒れた林道を最後まで詰めるのかと思ったが、すぐに左側に登山道入り口の標識があった。すぐ上にある鉄塔の巡視路になっているようだ。鉄塔までは落ち葉の積もった急斜面をジグザグに登っていく。下山時は使いたくない斜面だ。鉄塔をすぎるとあかるい伐採された斜面にでた。すこし先までいくと、あの林道が近くまできていた。荒れた林道を最後まで登ってくると、この登山道にぶつかるうようだ。明るい斜面に沿ってのぼっていくとすぐに大岩がある場所に到着。ここから、伐採地の脇をとおり林の中に入りジグザグに続く登山道を登っていく。
 途中アップダウンがあり、西側が伐採されすぐ近くに林道が見えるところまでくると、正面に鉄塔とその先にある鳴蟲山が見えてきた。伐採地を過ぎて、最後林の中の斜面を登ると南側からの林道の終点が見えたきた。林道を歩いてくると山頂直下までこれる。ここからは両側が笹になった平坦な道をあるき、最後に鉄塔に通じる斜面を登り、鉄塔地の先から山頂まではひと登り。山頂は木々があるので見晴らしはよくない。鉄塔のあたりは開けているので景色を楽しむなら鉄塔付近がよさそう。今日は、無線運用するので寒いが山頂に留まることにした。高圧線のある鉄塔付近は電磁誘導があるのでアンテナを設置する無線は影響があるし、長めの電線を平行に張るのは危険だ。
 台風の影響で、登山口までの林道は大部荒れていますが登山道は台風の影響はありませんでした。この法長内ルートは、ボランティアの方が整備されて主要な分岐点などにはロープ、解りにくいところには随所に木に銀色のテープが巻かれているので迷うことはないでしょう。

登山日:2019年12月8日(日)

 

3mHの2/3λヘンテナ・分岐導体バランで給電(オレンジ色の線)

 無線は北関東なので2mでもSOTA規定局数は交信できるだろうと、前回の伊豆でも使用した2/3λのヘンテナを使うことにした。今回は、分岐導体バランを使ってみることにした。アナライザでの測定データでは、このバランを付けると同調点が少し下にずれるのでエレメントを少し短めにセットした。まずはFMでCQを出すと直ぐにVVH局から応答があった。強力に入感している。分岐導体バランを使用するとマッチングがブロードになるが、山岳移動のQRP運用では重量の増加との兼ね合いで直接給電との差がどれだけあるかは今後の運用で確認する予定です。
 その後、CQを出しながら5局交信できたのでFMからSSBにモードを変更。すぐにFMで交信いただいた局から応答があったが、その後が続かない。FT8に変更。FT8はタブレットを立ち上げているときは入感があったが、セットが終了するころにはバンドが静かに。南側にアンテナをむけてCQを出していると6回目で応答があり、その後3局と交信後に無線は終了とした。気温は8度程あったが、山頂は木々が多く日陰で風もあり、やはりこの季節は寒い。
 先週の伊豆では、なぜかタブレットが立ち上がらずに途中で落ちてしまう事象が発生していた。どうも寒さの影響があるかもしれない。その時は体温で温めると正常に立ち上がったが不安なので、今日は別の10インチの中古で購入したタブレットをもってきた。問題なく動作していたので冬はこのタブレットをもってくることにしよう。すこし重くなるが。
 下山は登ってきた道をそのまま戻ることにした。途中、数カ所は登り返しがある。斜面の下りはジグザグになって、途中の木には銀色のテープが巻かれ、分岐する尾根にはロープが張られて間違えないように登山道がよく整備されている。登山口近くの伐採地にくると、すぐわきに登山口から続くあの荒れた林道があったのでこの林道を使って下ることにした。本来のコースはこの伐採地から鉄塔に登り返して、急斜面を下ることになる。林道は最初はよいがすぐに台風の影響か崩落していた。山側を通過するとさらにもう一カ所くずれている。林道の下側もかなり荒れている。やはり木を伐採して搬出用に造成した林道は、伐採の影響か大雨により流されて、まるで沢のようになっていた。山頂近くまで通じている南側にある林道も、台風の影響があるような気がするがどうなっているのだろうか?。距離的には南側の林道をあるくのも、法長内ルートの登山道を使うのも大差ないようです。登山口の案内図にはコースタイムが2時間16分となっていましたが、今回は休憩込みで登り1時間30分でした。

 

 

※山頂で休憩している時間は削除されています

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